あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

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なるほどこれが青春高校3年C組か!

2019.09.07.Sat.

春高校3年C組 放課後公演

@テレビ東京本社スタジオ


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噂には聞いてたのですが、ようやく秋口になって初めて公演に来てみました。

 

ようやく、とは言うものの夕方にやっている帯番組はまったく観ておらず、前情報はアイドル部の新曲がいいことと何人かかわいい子がいること、ドラフト会議オーディションに参加している子がいたり、出身の子がHKT5期生に加入していることくらい。

 

そんな感じでライブアイドルの定期公演にふらっとやってきたくらいのノリでしたが、これがいい意味で裏切られました。

 

まず、歌唱披露だけじゃないんですよね(そこからかよ)。トークやコントも複合的に観せてくれるので、見え方が一面的ではなくいろんな角度から生徒の人となりを見ることができます。今回は豊洲PITで行われたワンマンライブのあとだったこともあって、エピソードが豊富だったのがよりトークを楽しめたように感じました。

 

そして一番なのが、かわいかったりかっこよかったり、いわゆる見た目や振る舞いが“陽キャ”寄りの子だけでなく、普通の子もたくさん同じ空間にいていっしょに公演をやってるんですよね。

 

話すこと自体が得意でなさそうな子もいたりするなかで、ダンス&ボーカル部として踊っていたり、トークでもその子らしさを活かして笑いどころをつくっていたりしていて。

 

マンガやアニメではありそうな理想のクラス、がコンセプトだとどこかで読みましたが、それってこういうことなんだろうなとそこで気づかされました。

 

スクールカースト」という言葉がすっかり定着しています。もはやそういうクラス内分断は「あってもいいんだよ」という許容の面もあったかと思いますが、分断は絶対越えられない無理ゲー、もっと言うと「クラス一丸なんてなかっただろバカじゃないの」みたいな空気も同時に形成して言っているようにも感じています。

 

そうして忘れていた「こういうクラス、やっぱりあるといいよね」を青春高校3年C組放課後公演が思い出させてくれるんですよね。

 

たぶん、番組だけを観ていたらこうは思わなかったでしょう。

 

番組収録だけだと、その時間だけ演者であればいいかもしれません。毎日の公演をやっていく中で、ステージの練習を自主性に任せていくと、否が応でもコミュニケーションを積極的に取らなくてはいけないわけです。そして、エピソードトークを多用するとそのコミュニケーション自体が客を巻き込む作用も生まれてくるわけで。

 

一方で来ているお客さんの6〜7割くらいの雰囲気はアイドル現場に来るおじさん、というのがなんだか不思議な気分ではありました。最前に座れる親子連れだったり、若そうな女性もいたりしたので、またまんまそれとも言いがたくはあるんですけどね。

 

これって、AKBの劇場フォーマットが生んだ、演者側の日常との境界線をぼやかす手法なんですよね。これを演者側をアイドル、あるいは芸能人になりたい人以外の子も混ぜることによってより「理想のクラス」感が出ているんだと思います。

 

このセパレートされていたものをごちゃまぜにして化学反応を促すという手法、改めて考えてみるとプロデュースに加わっている秋元康さんらしいなと思うのですよ。放送も公演も割りと観ていて現場とのコミュニケーションもよく取っているそうです。今のAKBは歴史を積み重ねて企画の方向性が規定されてきたので、クリエイターとしてよりこちらに比重を置くのも納得してしまいました。

 

最後に、言うて僕もアイドルヲタクであることからは逃げられないな、と感じた1曲をご紹介します。

 


青春のスピード/青春高校アイドル部 選抜【青春高校3年C組】

 

 

頓知気さきなちゃん…!!

 

※3Cファンのみなさん、間違いがありましたらどうか教えてくださるとうれしいです。m(_ _)m

 

秋元康の仕事学 ( )

秋元康の仕事学 ( )

 

 

初めての鹿児島とHKTホールツアー

2019.08.31.Sat.
HKT48九州7県ツアー ~あの支配人からの、卒業~
鹿児島市民文化ホール 第1ホール

 

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夏前に日程が発表されたときに、まだ訪問したことのなかった鹿児島と宮崎には行こうと思っていたんです。ちょうど推しの坂本愛玲菜さんも出演ということで初めて飛んで参りました。

 

今年はHKTのコンサート自体がものすごく久しぶりで、4月終わりの指原莉乃卒業コンサートが久しぶりのスタジアムクラス。そして、今回の九州ツアーはホールクラスでHKTを観るのが初めてとなりました。

 

飛行機がやや遅れて昼公演開演30分前の到着。

 

ステージには大きな指原莉乃前リーダー(支配人というよりこのほうがしっくりくる)の写真が飾られ、花がたくさん置いてある中でメンバーが全員登場。在校生答辞的なくだりをやったあとに尾崎豊の『卒業』を客席といっしょに歌うわけです。卒業式のくだりをやりたい意図なわけですが、顔写真と花はどうしても葬式を想像してしまうなと。また、卒業宣言をしたうえでコンサート本編でもふんだんにさっしーネタを盛り込んでくるんですよね。導入のコンセプトをするならするで、全体設計もしっかりやってほしいと思ってしまう脳。ここは流れる『overture』でいったん忘れてコンサートに再没入することにします。

 

コンサートの本編は、たたみかけるように楽曲を連続でぶつけてくれるのがとても楽しい。冒頭のパート、ユニットのパート、HKTカップリングパートor姉妹グループカバーパート、最後の盛り上げ曲パート。パートごとに息をつかせないようにメンバーが入れ替わって見せてくれるライブはコンサートに来てよかったと思わせてくれる瞬間です。

 

そのたたみかけるライブで少し疲れた各パートの合間に催されるトークや寸劇コーナーは、身体の休憩はさせてくれながらも心はいい意味で休ませてくれません。

 

この日はウィークリーでレギュラーのある鹿児島のローカルテレビのネタが挟まったりして、いつだか課題と言われていたHKTの九州ローカルとの取り組みが進んでいることを感させてくれました。出演メンバーにはひとりひとりカードにメッセージを寄せて差し入れが入ったのだとか。あったかい。

 

で、ああだこうだといいやすそうな寸劇。実際に観てみるとまあまま面白いもんだなと思いました。村重杏奈さんが相変わらずのアクセントが強めのボケなのですが、勢いのボケで全体のリズムをコントロールしてるのはすごいなと思います。ただ、せっかく寸劇の公式Twitterや予告編でPRしているのに、観たことが一度でもないとどうしても入ってこれない。7県10数公演あるなかで全公演はいる人はさすがにレアだと思うので、予告編に前回のダイジェスト紹介的なくだりがもう少しあるといいのかも。

 

ちなみに僕が観た鹿児島公演では指レンジャーに「ブラック」的な役回りのダークブルー役として小田彩加さんが登場。小田彩加センターの『ジワるDAYS』という貴重なものが観られました。ちなみに、翌日の宮崎公演でダークブルーは命を落としたそうです。

 

さて、出演各メンバーの感想。

 

最近はHKTを観に来るようになったとはいえ、チームTIIの劇場公演ばかりだったので、こうしたホールのコンサートでの発見がありました。

 

久しぶりに見た田島芽瑠さんが面白かったです。『桜、みんなで食べた』では、Wセンターがトロッコにいく中でステージに残る側のセンターを務めているんですが、やはり存在感はしっかりある。トークでもひとり語りが面白かったです。SHOWROOMでのひとり語りの映像が時折拡散されて流れてきますが、わいわいなHKTのある意味での象徴になっている気がしますね。

 

松岡はなさんは、今回はダンスよりも声が改めて印象に残りました。のどが抜けるようなあどけない声がほかにはないんですよね。あの声色で寸劇のナレーションやトークコーナーの仕切りを進めていけるのは、強みなんじゃないかと思います。HKTのじゃれあいトークはほうっておくとグダる側面があるわけですが、それを強制的に(観客席側を)線路に戻してくれる役目になるんですよ。声って大事。

 

フェス出演からAKB劇場出張公演で改めて気になった上島楓さんは、やっぱりどこにいても目を引く踊り方をしている。ひざを前傾にして跳ねる踊り方をしていて、下半身が特に筋肉質になりやすい。その上に鎮座するまぶしい笑顔。このダンスへの好感はどこから来るんだろうとTIFや@JAMを観ながら考えてたんですが、この日ようやく気がつきました。SKEっぽい! そりゃ僕自身にも親和性高いわけです(笑)。本人の出身も愛知県なので、何かつながりがあったりして。

 

そして、この8月ようやく初めてステージを観ることができた坂本愛玲菜さん。ポジションの関係上、研究生と同列で最後列や端にいることも多かったなか、持ち前の高い位置の腰から伸びるようなダンスをより大きく踊っていて、後ろからでも端からでも遠くの客席を盛り上げたい意欲を感じられてよかったと思いました。そりゃ少しさみしさとか悔しさもありますけれど、その中で楽しさを与えてくれる子を観に鹿児島まで来れてよかったですよ。

 

昼のユニットでは、僕がとても好きな『この涙を君に捧ぐ』を歌っていて、こちらは泣きそうになってしまったのはここだけの話(泣いてはいない…)。

 

翌日の宮崎公演は、翌朝帰らなければならず残念ながら観ずに帰京。仕方ないのはわかっていたのですが、取っていた飛行機が最終便だったのに観れないことで、ちょっぴり悔しさがあふれてきました。久しぶりにHKT全体への興味が拡がってきたので、観とけばよかったなと。次は9月末の長崎公演に行く予定なので、またどんな違いや成長が観られるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

「HKTにもぜひ」と言われちゃあ、ねえ!

2019.08.26.Mon.
HKT48研究生「脳内パラダイス」出張公演
AKB48劇場

 

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この週は月・火・水とHKT48AKB48出張公演デイズ。水曜日の『ただいま 恋愛中』公演と悩みながら、水曜日は別件で予定が入ったので月曜日の研究生公演に応募することにしました。

 

HKT5期の研究生公演は話題になっている子も何人かいて、研究生ヲタクとして気にはなっていたんです。ただ、先輩チームの公演に推しもいて、福岡は旅費の関係もあって頻繁に行けないなかで思い切って応募する気持ちにもなりきれないわけで。そんな迷いがずっと続くなかで、ちょうどいい具合に東京に来てくれた出張公演に当選です。

 

ロビーで行われていたアンケートカード展示とフライヤー

(スレッド形式のため冗長で失礼します)

 

大好きな『友よ』

『脳内パラダイス』は、チームKの3rd公演で古いセットリスト。リバイバルでやっていたHKT以外の国内グループもなかったため、初めての劇場での体験になりました。ビンゴ運も13順目の入場で立ち見上手の一番内側の場所が取れたので視界も良好。

 

1曲目はドラムやギターの演奏も入る、懐かしい響きの『友よ』チームKの曲の中でも好きな曲。歌いながら劇場の様子を観察している5期生たちがドキドキしているのが伝わってきます。早くもほろっと目からこぼれそうになる汗をこらえました。

 

噂どおりのくるたん・くどはる

2曲目以降、ダンスのある曲が始まると、すぐに目を惹かれるのが竹本くるみさん。「パフォーマンス」がアピールポイントだとしきりに言っているだけあります。ダンスのカウントも安定しているし、姿勢もブレない。いろんなヲタクから評判がいいのもうなずけます。

 

MCパートでは、こちらが期待している言葉を知ってか知らずか裏切ってくるフレーズを投げかけてくれる工藤陽香さん。この子が楽しそうにしていると公演全体の雰囲気が明るくなるように思います。『クリスマスがいっぱい』での彼女の明るくクルクル変わる表情と元気のよさは"アイドル"としてのポテンシャルの高さです。

 

5期生育成の課題?

5期生、福岡県外のメンバーも多く取っているのもあってか、キャラクターにエッジがより立っているような気がします。長野雅さんは最年長感のないフニャフニャ感だし、坂本りのさんは発想がどこか斜め上で面白いし、市村愛里さんは落ち着きもあるし。キャラクターがいろんな方向を向きつつ、ひとつのゆるやかな円になれること。これはHKTのよさだと思うのです。

 

ただ、初めて先輩のいない研究生公演で育てる5期生は、バラバラなことが課題につながっているようにも感じました。ダンスの得意/不得意が個々にあるのは仕方ないのですが、曲中のスキル(単にソロダンススキルだけではなく)が横展開しているようにはあまり思えず…。MCや企画の展開方法だけじゃなくて、曲中の一体感って僕の中では大切にしたいものではあるんですよね。

 

HKT全体の良し悪しの部分とも密接に関わってくる部分なので、共通課題としてのベースアップをどこまでやるか、運営側も考えているではないのかと思います(珍しくHKT劇場支配人の尾崎さんがいらしていたので話ができればよかったな…)。

 

「草原の楓」

個々の面白さと全体のバラバラ感に複雑な想いを感じつつ、最後の草原の奇跡に突入。ここで自分の脳内の雲をはらってくれたのが上島楓さんでした。

 

クラップを入れたり手を振ったりと客席とステージがシンクロできる余白が多いこの曲で、僕のいた上手で小さな身体いっぱいにPPPHを煽っていた楓ちゃん。気づけば上手だけでなく客席全体の中央や下手へ、さらに劇場全体に笑顔が広がっていきました。

 

アイドルのライブパフォーマンスって、ダンスや歌のそれ自体の質は担保でしかないと思っているんですよね。それ以上に、客席にいる僕らの気持ちをその身体に託すことができるかどうか。それがアイドルのパフォーマンス力だと僕は思っています。

 

ダンスの質を磨くこと以上に、こちらを盛り上げてくれた楓ちゃんに改めてそれを教えてもらったように気がします。

 

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お見送りで楓ちゃんに「よかった!」のひと言を伝えて劇場を出てくると、スタッフがメッセージカードを配っていました。するとなんと、「上島楓」の文字が!

 

「HKTにもぜひ!」と言われてしまっては、また博多の劇場で彼女のいるHKTを観たくなってしまうじゃないですか。

 

 

 

実は初めてのatJAM EXPO

2019.08.24.Sat.

@JAM EXPO 2019 1日目

横浜アリーナ

 


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横浜アリーナで開催されるようになって久しい@JAM EXPOですが、意外と(?)これまで行ってなかったんですよね。他のコンサートが裏で重なったり、推しグループがいなかったり。

 

今年も通っている推しは出なかったのですが、せっかくなので行ってみようと1日目のほうだけ行くことにしました。

 

観たステージは下記の通り。

 

さくらシンデレラ@オレンジステージ

ハープスター@オレンジステージ

Jewel☆Neige@ブルーベリーステージ

ラストアイドル@ストロベリーステージ

AKB48フレッシュ選抜@ストロベリーステージ

・TipToe.@キウイステージ

STU48@ストロベリーステージ

HKT48@ストロベリーステージ

△EXPO総合司会高見奈央コラボ@ストロベリーステージ

26時のマスカレイド@ストロベリーステージ

ばってん少女隊@ストロベリーステージ

AKB48 Team 8 @ストロベリーステージ

sora tob sakana@ストロベリーステージ

・uijin@ストロベリーステージ

NMB48@ストロベリーステージ

SKE48@ストロベリーステージ

NMB48SKE48トークステージ

・いぎなり東北産@ブルーベリーステージ

はちみつロケット@ブルーベリーステージ

・ZOC@キウイステージ

※△は休憩しつつ遠目から眺めていたステージ

 

 

こうして並べると、ストロベリーステージ、いわゆる通常の横浜アリーナのアリーナステージに出ていたメジャー級ばっかり観ていたことになりますね。ライブアイドル系ヲタクの方に皮肉テンプレとしてくくられそうな感じです。

 

48Gヲタとしては、急遽追加になったNGT以外の48のステージは観ることができました。それぞれが今対バンにどんなスタンスで臨んでいるのか、ヲタクがどんな空気感なのか、改めて感じることができたように思います。

 

全部書くと切りがないので絞って書くと、これまで観てきた色合いが自分の中でSKEのステージは面白かったですね。ほとんど外部のコンサートではやらない『兆し』をやるとは思わなかった。静観モードだったのをやめて振りコピ行進モードに変更しましたもん。途中のウェーブ等は不要だったかなと思いつつ一番好きな夏曲『ごめんね、SUMMER』が観れて満足。

 

最近改めて思うんですが、SKEのライブ現場に来る“おじさん”たちのソリッドなコール、ソリッドな分だけ、移り変わっていくライブアイドルのコール文化の中で異質なものとして際立っている気がします。大きな昔ながらのコールが、横アリに迫力大きく響いていました。

 

対照的に、数年前にライブアイドル界隈で発展したコール文化の一部を逆輸入する役割も担っていたチーム8のステージは客層もおとなしめでパフォーマンスもダイナミズムが小さくなっているような印象を受けました。

 

以前ほど各都道府県でのオープンライブが少なくなり、AKB48本体との兼任も時間が経過したいま、追加メンバーオーディションを行うチーム8が存在する意味のようなものを考えてしまいそうになります。

 

 

…と、48のことをメインに観つつも、いくつか印象に残ったグループも観れてよい1日でした。

 

まるで横アリワンマンに来たかのような「僕語り」をしていたuijinの盛り上がりと楽曲が楽しかったし、最後の力を振り絞って4Fのキウイステージまで行ったZOCはヘラヘラしたようなMCから急激にアクセルが踏み込まれたキラーチューン『family name』はズルかった。

 

翌日には48グループに代わり坂道シリーズが出演して、TIFと同様に超メジャーグループがたくさん集まるようになった@JAM EXPOですが、そのメジャー間での気づきはまだ僕個人の中では橋渡ししてくれる形にはなっています。このジャンルがジャンルとして続く限りは、シンボルとして続いてほしいイベントです。

 

来年は東京オリパラと期間が重なるTIFや@JAM EXPOで開催は微妙。再来年以降のアイドル界隈はどんな風景になっていくんでしょうか。

 

 

@JAM EXPO 2019 OFFICIAL BOOK

@JAM EXPO 2019 OFFICIAL BOOK

 

 

 

"キララ"を加速させていくノイミーちゃん。

2019.09.17.Sat.
=LOVE ≠ME スペシャルコンサート『24girls』
日比谷公園野外大音楽堂

 

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冷房病なのか何なのか、調子が悪かったお盆週の平日の疲れを昼過ぎまで癒しながら、夕方には日比谷公園へGo。いつぞやのポケモンGOリリース時期に来た以来です。

 

日比谷公園の立見席…

今回のライブを見に来た理由は、TIFで初ライブを披露した(TIFの感想レポート)で熱いパフォーマンスを見せてくれた≠ME(ノイミー)です。あれから半月、お姉さんの=LOVE(イコラブ)のメンバーとの競演でどんな姿を見せてくれるのかを楽しみにしていました。

 

この時点ではすでに指定席の販売は完了済み。なので追加で販売されていた立見席を購入していくことにしました。立見入場列から入り、まあまあ悪くない位置と視野を確保してひと安心。と思いきや、開演と同時に立見の前のエリアが総立ちになると、視界がほぼ見えなくなります。

 

日比谷公園の野外大音楽堂、立ち上がったときの視界はまったく想定されていないんですよね。今回はモニターも設置されていない(途中、YouTubeライブで観たいと何度思ったことか!)ので、トークコーナー以外はわずかな隙間からなんとか一瞬を見つける形。指定席と同様の料金を払って、これは高い勉強代になってしまったなと反省でした。

 

カメコさんありがとうの巻

少しさみしい思いをして会場を去ったあと、夜にTwitterを検索するとそこにはキラキラした写真がたくさん流れていました。今回は指定席の両サイドが「カメラ撮影席」として販売されていて、撮影可能タイムではカメコさんたちが写真を撮っているのです。

 

これはメジャーアイドルでは橋本環奈さんやAKB48チーム8前後くらいからかと思いますが、ライブ中に撮影した写真をTwitterに上げて、どれだけRTといいねをもらえるかというソーシャルゲーム的な競い合いがあります。イコラブはそれを積極的に取り込んだグループで、日比谷野音クラスのコンサートでも撮影席を設けてくれているんですよね。

 

現像の仕方もヲタク的な愛情がにじんでいたりするので、ニュースサイトに掲載される写真よりもさらにキラキラして写っています。おかげさまで、立見席の苦い思い出が上書かれていきました。

 

本当にありがたいです。

 

ツイートを直接貼っても貼り切れないので、「#ノイミー 日比谷」でのツイート検索結果へのリンクを貼っておきます。

 

twitter.com

 

TIFからの慣れと前進

カメコさんたちの写真を眺めて気分を取り戻したあと、改めて、人ごみの脇からのぞきこめたノイミーメンバーの記憶を引っ張り出しなおします。

 

セトリはこちら。

mdpr.jp

(ちなみに、AKB&坂道のカバーメドレーは宿題を多くしすぎた感があったので、イコラブ曲とオリジナル曲のほうが見応えがあったように感じてます)

 

この日は前回より長い野外ステージなのもあって、後半は特に汗がすごい。連続で楽曲を歌い踊るので、前回はとにかく終始こわばっていた身体も今回は流れることもあったり、それがいい慣れでもあり。そういった変化の中でも、変わらないいい部分であったり、さらに前進していると感じたメンバーもたくさんいました。

 

センターの冨田菜々風さんはステップも歌声も力強くて、苦しい環境でも力強く乗り切るタイプだと感じました。TIFで観たところからの確信ですね。センターとしては少し浮いたような「ゼロトップ型」というよりは、背中に風を受けて前進して引っ張っていくタイプでしょうか。ライバルがいたりとか、アウェーのステージだと魅力がより強化されていく気がします。

 

ふわふわ時代に原宿の劇場で何度か観た鈴木瞳美さんは、ここからさらにこんなにかわいくなるのかと改めて思いましたし、イコラブのバックダンサー的に端っこにいても存在感の出る小柄な櫻井ももさんは、最後方から見ていても印象に残っています。

 

一番気になったのは、お披露目が発表されて以来気になっていた蟹沢萌子さん。TIFのときには上述の冨田さんだったり追う情報が多かったのもあったのですが、視界がさえぎられ情報が絞られている中で見えてくると、あの日以上にキラキラ度が増しているように感じたんですよね。初ステージと同じように必死に歌って踊っていても、必死さをキラキラが増す瞬間ってあって。これがアイドルを観ていて尊い瞬間だなと思うのですよ。

 

equal-love.jp

 

イコラブの次のシングルも発表されて、ノイミーの新曲も収録されるとのことです。日程さえ合えば、またイベントで"キララ"のその先を観たいですね…。

 

<配信限定のノイミーオリジナル曲です↓>

≠ME

≠ME

 

 

 

勝ち点拾える今年はちょっと期待。

2019.08.10.

明治安田生命J1リーグ 第22節

FC東京 vs ベガルタ仙台

味の素スタジアム

 


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昼間からとにかく暑くて観る側的にもしんどい試合でした。こういう試合で勝ち点3を獲った東京に拍手。

 

暑い、暑い、青赤パーク

昼過ぎまで幕張メッセAKB48の握手会に参加してから移動。しかし19時キックオフまで時間があったので幕張本郷から総武線各駅停車に乗って終点の三鷹まで行くことに。これが1時間半近くかかってびっくり。しかも最近の首都圏近郊用車両って長く座ってると疲れるんですよね。18きっぷ乗るときあるある。

 

そして車中で三鷹から味スタへのバスは廃止になったことに気づき、とぼとぼと武蔵境まで乗り換えてから狛江行きのバスへ乗り込みます。

 


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時間があるので最近は寄っていなかった青赤パークでビールを大量摂取。しかし日が落ちる前にごくごく呑んだことがまずかった。

 

前夜に電気つけたまま寝落ちして体力が回復しきってないのと、移動疲れが跳ね返ってきたみたいです。

 

早めにスタンドに上がって水分補給と冷却を兼ねたかき氷摂取でなんとか回復してキックオフを迎えました。

 

 

暑さのなかでのぶつかり合い

仙台はここ数年の3-4-2-1あるいは3-1-4-2のイメージがあったんですが、今シーズン序盤のつまずきを経て4-4-2になっていました。そうなってからじっくり観るのは初めて。特に守備に関しては基本に忠実な4-4-2という感じになっていました。

 

センターバックのシマオ・マテが守備範囲が広くて強いですね。彼の存在が攻撃時には実質2バック気味になる瞬間もある仙台のネガティブトランジションを支えているように思いました。この試合も、不運なPK与えた以外は、永井謙佑やディエゴ・オリヴェイラに負けていませんでしたしね。

 

反対に東京も攻撃時に2バック気味になるCB脇をネガティブトランジションで仙台に狙われるわけですが、こちらも特に守備範囲の広い渡辺剛が抑えていました。

 

そんな感じでセットした守備に対してもお互いにカッチリした4-4-2ラインで、最後は崩させない守備を暑いなかやっていたので、観ていた側も少し意識がもうろうとしてきたくらいです。

 

攻守に入れ替われる三田シフト

この日は東京の右サイドハーフ大森晃太郎ではなく三田啓貴が先発でした。彼がいることでの変化は、ポジション変更がより流動的だったこと。

 

特に前半途中からボランチ高萩洋次郎が右サイドに流れることが増えてからそれが進みました。高萩はどちらかというと左サイドに流れて東慶悟とポジションを変えるイメージがあったのですが、この日は右サイドでもほれが多い印象でした。それに伴って、右サイドバックの室屋成が攻撃参加する頻度が上がっていた印象も強まりました。

 

後方に橋本拳人が球出し役として控えるのを基本にして、残りの3人は流動的なポジションを取ります。久保建英がいた前半戦でもある程度観られた姿ですが、違いは三田がボランチ経験もあること。東もボランチでのプレーができるので、これによって、いったん守備シフトをボジションチェンジしたまま迎えることもできるようになりました。

 

後半の苦しい時間帯にも、三田が球際で身体をしっかりぶつけてプレーしていた姿を観て、スタンドも熱くなっていました。これこそが彼が東京に帰ってきた意味ですね。

 

 

広島の左サイドには?

一方で気になったのは右サイドハーフでセットしたときの三田の守備。

 

大森が入るときの右サイドハーフは、ビルドアップでは高い位置にプレスをかけて相手の左サイドからの組み立てを防ぐ意図がありましたが、この日は前に出ずセットして受けるシーンが多めでした。

 

これが三田個人の特性なのかチームとしての作戦なのかはよくわかりませんが、攻守ともに機動力がより高いのは大森という選択肢になります。

 

広島は3バックでビルドアップを行うので、2トップ脇の前進はより得意になりますし、おそらく左のウイングバックにはストロングポイントになる柏好文が出場します。

 

相対する東京の右サイドの出方がどう出てくるかが、見どころになりそうです。

 

 

瀬戸内の風を思い出す六本木

2019.08.12.Mon.

STU48 コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE

テレビ朝日 SUMMER STATION(六本木ヒルズアリーナ)

 

 

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STUには推しが未だにはっきりとはできないけれど(!)、ちょくちょくお誘いいただいくのもあってこうしてライブには行っています。この日は六本木ヒルズで開催されているテレ朝のステージでのライブ。

 

このサマステ、単独グループで2部回すのは珍しいのでどう出てくるのかと思いましたが、1部はイベント用のお祭り、2部は船上公演のエッセンスを取り入れてきました。勢いで通し券購入した自分のような層も、それぞれ違った面が観られて満足でした。

  

 

セットリスト

<第1部>

 

<第2部>

  • (なぜかアナウンスなし)
  • M00.overture
  • M01.KO・BU・SHI Spirit! ※船上劇場公演でのダンス曲
  • M02.夢力
  • MC1:自己紹介
  • M03.出航 ※M06まで船上劇場公演でのメドレー
  • M04.STU48(瀬戸内ver.)
  • M05.ペダルと車輪と来た道と
  • M06.制服の重さ
  • MC2
  • M07.青い檸檬 ※初披露
  • MC3
  • M08.暗闇
  • M09.風を待つ
  • M10.大好きな人

 

リメンバー・ゴゴリバ

2部では船上で行っている『GO! GO! little SEABIRDS!!』公演(ゴゴリバ公演)のエッセンスをまぶしてきたのは2つの点でよかったんじゃないかとは思っています。

 

このサマステのステージは、結局は有料エリアの人しかほぼ見られず、公演ごとの購入イベントなので、1部・2部とももともとSTU推しの人が多いはず。そのもともと推しているヲタクに対してそれぞれで違う側面で飽きさせなかったのが1点。

 

もう1点は、船上劇場を思い出させてくれること。

 

すでにSTUが好きでも、なかなか広島をはじめとした瀬戸内地方は遠くて旅費も高いことを改めて感じています。夏休みで値段も上がる時期ならなおさらそう。そして、ゴゴリバ公演も並行的に開催している課外活動公演に評判で負けています。そうして少しずつ足が遠のいている東京のヲタクに「ああ、ゴゴリバ公演もあるよなぁ。また行ってみるか」ぐらいのリマインドにはなったんじゃないでしょうか。

 

磯貝花音さんのソロから始まる『KO・BU・SHI Spirit!』、特に門脇美優菜さんは、通常の48曲ではかけているリミッターを少し外してのダンスになるので、この公演でしか観られないものだなと思わされましたね。

 

瀬戸内在住の人にとって、「六本木」って遠くてあまり現実的なイメージがなされない街だったりするんでしょうか。そんな街で汗かきながら瀬戸内の風をほんのり感じた1日でした。

 

『大好きな人』の沖侑果さんの歌詞の切なさを出す表現力、よかったなぁ…。

 

青い檸檬

青い檸檬

 

 

 

おまけ:「あのときのAKB曲」は変わってきている?

上では2部のゴゴリバ公演の話を書きましたが、1部では「昔好きだったAKBの曲だーひゃっはー!」が売りのはずの『ポニーテールとシュシュ』や『ごめんね、SUMMER』での盛り上がりが思っていたよりそこまでだったという印象なのですよね。(あくまで個人的に曲が来ただけで120点のところが、90点くらいというものなので、問題自体はないんですが)

 

48が外部のステージに多く出るようになった2014年や2015年あたり(ちょうどチーム8が結成されたあたり)では、上のような2010年前後のAKBグループのブームシングル表題曲のイントロがかかると爆沸きだった気がするんですよ。ただ、今年のTIFでも、そこよりは『12秒』だったり、『大人列車』だったりといった、そこより数年後の曲のほうが盛り上がるような気分がしました。

 

いくつか考えられる理由はあるかとは思います。2010年前後の思い出が強いファン層がいまAKBのステージに多くは来ないとか、そこからグループの増加・拡散が進んでそれぞれのグループでの楽曲のほうが今のファンにはピンとくるとか。

 

あくまで仮説なので、このあと見る夏秋のステージでも確認してみたいところです。