あくまでも観客席から

サッカーとアイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

コードギアスの新編をようやく観た

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―今回は試験的に、対談形式で進めてみようと思います。どうですかね、この形式。

 

「読む側としては淡々と1つの視点のものを読むよりも、頭の動きが活発になる気がしてます。僕の中の初見はたぶん、レジーさんのブログかな。それにも元ネタがあるみたいだけど。あとは、バズネタのコラムサイトなんかだとこの形式はよくあるよね」

 

blog.livedoor.jp

 

―さて、今回は映画を観てきたということで。『コードギアス』の新編とのことですが。

 

「そう。去年の後半くらいからかな。アイドルヲタク的に行き詰ってきた感もあって、いろいろなコンテンツを少しずつ見るようにしてるんですよ。もともとDAZNに入ってはサッカーもそうだし、アニメもそうで。その中で友人から紹介されたのが『コードギアス』でした。年末年始の休み期間に一気に観ましたね」

 

コードギアス 復活のルルーシュ 公式サイト

 

いときんさんはこういう戦闘モノは割とまっすぐな主人公のほうが好きなタイプだったと思いますけど、このルルーシュは違いますよね。

 

「そうなんですよね。悪逆ものだし、大義をうそぶいて実は自分の復讐と妹のことばかり考えている。運動能力も高くない。ただし、だからこそ人間臭さが出せる」

 

―世界観もそれを引き出す設定になっています。

 

大英帝国的な国家が生き残って貴族階級の社会が続いているのも、前述のルルーシュの人間臭さを引き出す背景になっています。薦めてくれた友人は"歴史のif"モノが好きで、そちらの意味合いでも興味を持っていたのだけど、テレビシリーズをひと通り観てみて、情感を引き出す背景として意味の強さを感じたなあ」

 

―ここからはもう少しネタバレも込みで、新編の『復活のルルーシュ』について話していきましょうか。

 

「上記の人間臭さの部分との葛藤や向き合いを1期よりもむき出しにしながら物語をクライマックスまで進めていったんですが、やはりどうも最後のシーンは腑に落ちにくいところがあるんですよ。その気持ちの行き先をこの新編で見つけられた気がします」

 

―エゴから出世した悪逆の帝王は、やはり最後には正義に負けてもらわないと話の落としどころがつかなかったから、テレビシリーズでの展開には"納得"はできますけどね。

 

「だけど、本人あるいは本人に感情移入した側としては、最終的にバッドエンドになるにしても、その気持ちの行き先というか墓場というか、それを用意してもらえた気はしないんですよね。それがおそらく『コードギアス』シリーズを展開する上での支障になると、監督は意識していたみたいです」

 

www.animatetimes.com

 

―このインタビューを読むと、やはり「ルルーシュの区切り」を設けようとしていたように思いますね。

 

「そうそう。言っちゃうと、この新編の最後には結局ルルーシュはまた旅立って平和になった世界からはいなくなってしまうわけだけど、そのいなくなるための告別式というかそのための儀式ではありましたよね、今回は」

 

―その儀式として観れるので、ルルーシュが復活してからの戦闘シーンも「ああ、いつも通りのルルーシュだ」ってうれしく楽しく思えるわけですよね。

 

「ただ、今回の相手を最後に詰めるまでのところを、静止画で語らせちゃったのはちょっと短絡さはあったかな。ただ、ある程度やりきったルルーシュのギアスとの戦いをさらに飛躍させるためにぶっ飛んだギアスを設定しちゃったから仕方がなかった面もあるだろうね」

 

―そういったテレビシリーズのファンに寄り添った流れとは逆に、裏切られたような側面はあります?

 

「いやー、やっぱりシャーリーだよね…。ヒロインはシャーリーじゃなかったのか!!」

 

―えー。C.C.とのラストのシーンはよかったじゃないですか。

 

「そうなんですよ。コードを抱えたルルーシュが再び旅立つにあたり、C.C.が寄り添うことに意味があるし、その2人が向き合う上で非常に重要なカットがあって、そこでのC.C.の表情がとってもいいんですよ! ヒロインとしてのC.C.がとても愛おしくなる。だけど、だけどさぁ……」

 

―やはりヒロインは幼馴染派だと。

 

「そう、ドラクエVビアンカ派だったもの!」

 

―まあ、C.C.とのラストが、「コードギアス」の次への展開もできそうな終わり方になっているのはいいじゃないですか。

 

「まあ、そのあたりは前作より気持ちよい終わり方ではありますね。スピンオフの『亡国のアキト』も、今回の新編につながる劇場再構成盤の3部作もまだ観れていないので、休みにでも観てみたいと思います」

  

 

本店ドラ2の充実っぷり

2019.03.14.Thu
AKB48 牧野アンナプロデュース「ヤバイよ! ついてこれんのか?!」公演
AKB48劇場

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現場に行ったらなるべく書く、と決めていたのにこのサボり具合(苦笑)。この2ヶ月ほどのあいだに、松村香織卒業コンサートっていう大事なライブもあったので、振り返りはやります。個別に思い出すか、卒業時にまとめてやるか(本当に5月なのか…)は、身の振れる時間との様子を見つつ…。

 

で。

1月に研究生の『パジャマドライブ』公演に入って以来、およそ2ヶ月ぶりのAKB劇場。先週はSKE劇場の『最終ベルが鳴る』公演に入れたので2週連続での48劇場。ありがたきこと。先週はビンゴ運が悪くて立ち見3列目だったので、今日は高望みせずにいたらなんと3順。上手の最前と一瞬悩んだけれど、柱内側脇の実質最前になる2列目のスポットに。これが大正解だった。

 

開演してすぐにバミり番号的には4番とか5番くらいの子と目が合う。そこに来た武藤小麟ちゃんに狙い打ちウインク攻撃。脇から流れてきた久保怜音ちゃんから指差しアタック。今週は体調不良からの病み上がりなのもあっておとなしめにいようと思っていたはずが、冒頭のブロックからそれも解禁と相成った。

 

コンサートのセットリストほどメジャー曲で埋めるわけではないけれど、"緩急"で公演を通しての作品観が魅力の劇場公演用セトリと違って、この公演は"急"が続く。ローテンション気味に入った僕への目覚めにはそれがちょうどよかった。もともと、全力感が見えるパフォーマンスが好きなので、初めて観るには合う流れになる。

 

どの子もそのセトリの狙いに沿うようにポジティブなエネルギーを発散していて目移りしまくっていたのだけど、久保怜音ちゃんを筆頭に、この日3人いたドラフト2期生にものすごく目を惹かれた。

 

数年前、チームをまたいだ『僕の太陽』公演で注目を集めて人気が急上昇した久保怜音ちゃん。あの頃よりももう少し女性として成長したように見える落ち着きと、それでも勝負の曲ではバツンとヲタクを落としてくるスキル。すげえ。

 

3人の中では綺麗系のルックスの西川怜ちゃん。その勝手に抱いていたイメージよりも、疾走感が強い曲では手足も大きくを手を伸ばそうとする、プロデューサーの教えであろう雰囲気を感じて、その荒削りさと整ったルックスとのギャップがとても魅力的。

 

そして、山邊歩夢ちゃん。アンケートではMVPに推した。明るい曲での「(楽しい! 私、歌って踊って楽しい!!)」っていう笑顔がとても素敵で。これを近くで観られたことを感謝したい気持ち! ユニット『推定マーマレード』でのキュートさね…。『未来とは?』の彼女を観たときに、歌詞のように「たった今」を大切にしてこれからもどんどん公演やってほしいなと願わざるを得ない。

 

…と、ここまでドラフト2期について書いたけれど、ここに出ている13期、15期、ドラフト1期、チーム8、16期と、どの世代のメンバーも僕にはすごくキラキラして見えた。たとえば『Green Flash』での村山彩希さんの洗練された足裁きには見とれてしまい、改めて凄みを実感した次第だし、MCでは鈴木くるみちゃんにモノマネされたときの達家真姫宝ちゃんの表情がとても面白かった。

 

エネルギーをわかりやすく吐き出させる空気感って「本店」劇場にはあまりないので(SKEは顕著)、たまにはそれを観る場としてのアンナ公演という装置はありなんだろうなと。僕みたいな嗜好のヲタクにはいいんだと思う。(オンデマンド配信で定点観測するかというとまた違うのかもしれないけれど)

 

AKBでの推しメンが不在になっても、できるだけ現行の公演は見たいといろんな公演を投げている。引き続けて応募していって、今日出ていた子たちがチーム公演ではどんな顔を見せてくれるのかを観ていきたいところ。

 

次は、目撃者公演に入ってみたいなぁ。

 

あ、この日も披露していた『ジワるDAYS』いいですよ。最近減っている「AKBのシングル曲!」って感じです。

55th Single「ジワるDAYS」<TypeA>初回限定盤

55th Single「ジワるDAYS」初回限定盤

 

 

かおたんの卒コンが発表されて。

松村香織さんのSKE48卒業コンサートの日程が発表されました。

 

 

さいたまスーパーアリーナじゃないな、とか思わなくもないけれど、それはぜいたくというもので。かおたんを応援し始めたのはまだ研究生としてアンダー出演もなかなかできなかった頃だったりしたので、こうして卒業コンサートが開かれると「ここまで来たな」って思います。

 

……とのたまうのもおこがましいなとも思うんですけどね(苦笑)。

 

これだけ総選挙でのし上がってきた彼女に対して、僕のようなオープンなヲタ活をしてると、投票先が変わるとネットサーチ魔の彼女にはバレバレだし。

 

そんな僕でも、まだかおたんの握手会に通ってはいるし、せっかくだから卒業は晴れの舞台として送り出しの列に参加だけでもさせてもらえればな、とは思うんですよね。SKEを観ていたこの数年間、エネルギーをもらっていたのはやっぱり彼女のおかげなので。

 

そうそう。知人のかおたんヲタたちが、生誕・卒業企画とそのサイトを立ち上げています。

 

matsumura-kaori.com

 

かおたん推し、コールなどに慣れていない方も多いんですが、そういった方向けに『最終ベルが鳴る』公演のコールの参考ページなんかを作っているようです。ご参考までに。

 

ただ、かおたん推しって頭数がイメージよりも多いわけではなく、生誕祭に、卒業公演に、そして卒業コンサートまで発表されててんやわんやみたいなんですよね。

 

matsumura-kaori.com

 

こんな寄付依頼のページもあります。

 

昨年の生誕祭のときにはいろいろと深刻な問題がありましたが(これについてはネットで調べてみてください…本人も言及していました、、)、今年の体制を知人から聞いた限りだと、集団の体制で監視をしていてお金を誰かがえいやっするような管理をされることはないように思います。

 

もしよかったら、ちょっとだけでもポチってもらえると、かおたんが喜ぶ姿につなげてくれるかと思います。(各種イベント現場にいる際に僕に声をかけてもらっていただいても、ご紹介します)

 

 

今や1推しのメンバーは変わっているし、ヲタ卒って感じはないんですが、なんだかこの1月とか2月(コンサート後の卒業時期は未定ですが)がSKE推しとしての大精算的になりそうな気がしてます。

 

せっかくなので、彼女に元気をもらった恩を、彼女を好きになったのをきっかけにつながったみなさんといっしょに返せたらいいな……そんな思いです。

2018年いときんさん参加イベント一覧

去年とかサボってた気がするけど、ブログの更新を復活したので、やってみますかね。

 

1月

計:13イベント

2月

計:10イベント

3月

計:7イベント

4月

計:13イベント

5月

計:10イベント

6月

計:4イベント

7月

計:7イベント

8月

計:15イベント

9月

計:17イベント

10月

計:8イベント

11月

計:7イベント

12月

計:7イベント

 

というわけで、118イベント。

 

ほぼ48グループだけだったので、月平均10弱行っていればまあまあといったところ。それにしても、今年は遠征が多かった。福岡と仙台に2回も行くとは思わなかったなぁ。名古屋や大阪も例年以上に行った気がする。おかげでバランスシートが大変なことになってますが(苦笑)。

 

秋以降は思うところあって、できる限り行った現場のことをブログに残そうとやってきたけれど、やはりこぼれるイベントもありますね…。

 

去年からの流れもあって、特に夏ごろまでは急ぎつつ自分のリソースを絞り出しすぎた気がするので、来年は大変お世話になった子の卒業を見届けたあとはさすがに落ち着かんとなという気もしております…………が、これを卒業前に明言してる人でスッと身を引ける人の例を知らないので、まあゆるりとやっていくんじゃないですかねw

 

改めて、来年もよろしくお願いいたします。

 

 

久しぶりのSKE青春ガールズで楽しいモヤみ

2018.12.09.Sun.

「青春ガールズ」昼公演

SKE48劇場


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前日のポートメッセなごやの全国握手会に行くのは決めていたので、ワンチャン当ててみようと考えていたこの日の青春ガールズ。そしてここで狙い通り当たるのが今の青春ガールズ公演。

 

その倍率だけ取ってぶーぶー言う空気もある中で、推しがいなかろうと一度自分の目で観て確かめねば、と臨んだこの公演。…やっぱり推しとかもともと握手通っているメンバーがいないとこの公演を楽しみきった感じがしないのは本音だったように思う。

 

石黒友月・大谷悠妃・北川愛乃・坂本真凛・杉山愛佳・野村実代・大芝りんか・中野愛理・相川暖花・浅井裕華・倉島杏実・白雪希明・西満里奈・野々垣美希・平田詩奈・深井ねがい 

2018年12月9日(日)劇場公演出演メンバーのお知らせ

 

7期生が3人、8期生が9人、ドラフト3期生が4人。どの子たちも研究生公演には入って見てきた子たちだから、個々の成長がたくましく感じられて面白かった。

 

先月のチームS公演で力強い成長を感じた石黒友月ちゃん、1年前とはまた数段魅力が倍増している体調不良から戻ってきた白雪希明ちゃん、心身ともに成長して人気もつき始めてきている浅井裕華ちゃん……他にも16人1人1人の話がいくらでもできる。

 

特に、ニューシングル『Stand by you』でセンターを務めていた杉山愛佳ちゃんは圧巻だった。単純にダンスがうまいというよりは、身体の動かし方に魅せ方、楽しませ方がついていっているというか。この日の出演メンバーの中ではダントツだったんじゃないかな。

 

と、個がすごく観れたという意味で、すごく面白い公演だった。立ち最の位置が取れたのも視界が広くてよかったのだと思う。

 

しかしここで僕が欲張りになってしまうのは、『青春ガールズ』公演ってこういうものでいいんだっけという話だ。

 

今劇場で最も多いセットリストがおそらくこの青春ガールズ。背景は各チームのメンバーの個別稼働率が上がってきていてチーム公演のスケジューリングが難しくなってきていること。そこで、過去にこのセットリストに出演しているメンバーをベースに組まれている。(ドキュメンタリー映画では当時の研究生がふがいないからこうなっているような描かれ方をしていているけれど、この理由も大きいとは思う)

 

そういう隙間を埋めるための公演だし、基本的には1回きりの公演メンバーなのでコンビネーションを高める機会ではないわけで。だから、個の輝きが強くなる公演になる。客席のヲタクもそれを観に来ている感じを受けた。

 

でも、それだけじゃあ、SKE48劇場に来る意味ってあまりないんですよね。僕のような遠征民だと、新幹線や夜行バスを使ってまで来るかと言われると少し迷う。

 

チーム公演ではないにしろ、SKE48らしい一体感がもう少し見たい。個としての輝きが観たいだけなら、AKB48劇場だってよくなってくる。

 

チーム体制に課題があるのなら、均等配分的にではなく、スケジュールの組みやすさが同じようなメンバーで組んでチーム化したっていい。…これはSKEに限らない話だけど。

 

……映画で青春ガールズが若手叩きのスケープゴートにされてから、どうも気が立つようだね、この話は(苦笑)

 

個はとてもよかった。あり方はもう少し考えてほしい。個別のメンバーの問題でも、青春ガールズのセットリストの問題でもないのよね…。

 

 

Stand by you(TYPE-D)(初回生産限定盤)(CD+DVD)

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やっぱりすごいなぁ、浦和。


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2018.12.01
明治安田生命 J1リーグ 第34節
浦和レッズ vs FC東京

観戦シーズンとしては最適なはずの秋はアイドル現場優先で来ていたため、数カ月ぶりのスタジアム観戦。アイドルヲタクの友人が最近サッカーに興味を持ち始めたそうなので、せっかくだしとこの日の最終節に誘って観戦してみた。

 

初めてJリーグの観戦に連れて行くなら、やっぱり埼玉スタジアムの浦和戦がいいよね。これだけ観客が入って、かつ圧倒的なゴール裏の声量と熱量。これはおそらく、世界のサッカー大国にも誇っていい。イングランドやアルゼンチンに行ったことはないけど。

 

……なので、埼スタが僕のファーストチョイスになる。浦和レッズ自体はそんなに好きではないのだけれど、これは認めないといけない。

 

というわけで、10年ぶりくらいの埼スタでの浦和戦の観戦になった。埼玉高速鉄道を赤いユニフォームに囲まれるこの感覚、やっぱりゾクゾクする。

 

松村香織さんのご縁で最近は毎年行くようになった和光市で開催される「鍋グランプリ」が今日やっているようで、こちらを目当てに少し早めに埼スタへ。



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和光市の鍋グランプリでの名物的になっている牛すじシチュー鍋を狙いに、一番並んでいる屋台へ突撃したものの、途中で鍋が枯れてしまい解散。秩父みそちゃんこをいただく。

 


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濃いめの味噌がうまい。自由に調整できたはずの食べるラー油を自分でかけすぎた。

 

お腹を少し満たして、座席に着席。この日はビジター席隣のSA指定エリア。FC東京の応援エリアも近い席になる。知人にいい席で見てもらいたい&FC東京寄りの僕が「応援はしないまでも心理的にそちらに寄れる」席にさせてもらった(周囲の浦和ファンのみなさんすみません)。座りながらウォーミングアップを見ていると、昔来た頃より音楽や前録りの選手の声を使った演出が増えていることに気づく。「ピッチ最優先」の浦和とはいえ、その主義を崩さない祭りの演出はしっかりしていくということなのだろう。

 

普段はバックスタンドの上の方から観ることが多いのもあって、この日は選手の声も時折聴こえるような近い位置でバチバチなコンタクトを感じることに新鮮だった。それに加えて、普段俯瞰で距離を取っているときの見方もクロスで感じられて、ものすごい新鮮な感覚があった。1vs1でバチバチやっているのを感じながら、選手のポジショニングの狙いや全体への影響も察することができたような気がする。プレーからはもう長く離れたので、こういう感覚を持つことは難しいかなと思っていただけに新鮮な感覚だった。

 
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オンザピッチの話もレポート的に書いてみますか。

 

FC東京はトップ下に高萩が入る4-2-3-1ではなく、ボランチに高萩を下げて永井とディエゴの2トップ。高萩を下げて、と書いてみたものの、攻撃的MFといっていいような振る舞いなので「守備的MF」感はあまりない。2トップがボールを持った時の強さがあるディエゴと絶対的なスピードを誇る永井で縦への推進力が強い布陣だ。この2人に絡んでいく両サイドハーフの東と大森、そして大外を走る太田と室屋へのパスを高萩やセンターバックから出る形。

 

ボールを奪ってスペースがあるなら永井が裏抜けしてそのまま。相手に引かれたなら一度センターバックに戻して、森重やチャン・ヒョンスから鋭い縦パスがディエゴに入って、そこから永井や東が裏に受けてフィニッシュまでつなげていく。

 

この日は夏にはここまで崩せていなかっただろう3人、4人でのパス交換からのフィニッシュの形がたくさんあった。ただ、最後のクロスやシュートの精度がどうしても上がらない。2得点したものの、それ以前に決めておくべきシュートが多すぎた。それだけ前のめりになっている反動で、今年の東京にしては珍しく守備の切り替え時の集中力の欠如で失点している。2点目のフリーキックのクイックリスタートもそうだし、ヘディングのこぼれ球のカバーをかっさらわれたのもそうだった。

 

決めておくべきときに決めて、決めたら集中力を高く保って身体を張ってボールを奪う。これが今年の東京の理想系なのだが、なかなかそうはいかない最終戦だった。

 

ホームの浦和は、スターティングメンバーを見て少しがっくり来た。チーム得点王の興梠がいないのだ。細かい一瞬の動き出しが売りの彼のプレーはスタジアムで見たほうが気づきが多い。久しぶりのプレーを見たかったのに残念だった。

 

興梠の不在に代表されるように、この日の浦和は水曜日の天皇杯を控えてターンオーバーをしていた。この日の東京戦に勝ったとしても5位でリーグ戦順位でのACL出場には届かないため、土⇒水⇒日と過密日程となる天皇杯に水準を合わせているわけだ。

 

とはいえ、浦和は浦和。

 

この日出場停止から空けた10番でキャプテンの柏木が左足で演出をするし、守ってもときには1トップ状態になって引ききるし、東京が攻めあぐねて後ろにボールを戻す際はそこから前にプレスをかけてそのままショートカウンターにするシーンもあった。ディエゴと槙野の勝負は見ごたえがあったし、この日初めて観た柴戸も攻守にエネルギッシュな選手だった。ただ、サイドの攻防は東京のサイドバック側に質的優位はあったよなぁと悔やんでみる。あとでDAZNで見返したらそうでもなかったのだけど。上で書いてたピッチの俯瞰もわかるって体感はなんだったんだ。

 

最後には今シーズンで引退する平川にサービスタイムを与えて試合終了。いろんな意味で浦和の「厚さ」を感じた90分だった。

 


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ただ、「ACLもいいがそろそろリーグを獲ってくれ」というのがサポーターの本音らしい。

 

せっかくなので、試合終了後には少し残って平川の引退セレモニーを見ていくことにした。

 

大型ビジョンに映される動画、サイネージを流れる彼の名前、そしてゴール裏のメッセージとビッグユニフォームとコレオグラフィー(コレオは僕たちが退場後、平川がゴール裏に差し掛かった瞬間に発動したらしい)。

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大卒後この日本を代表するクラブ一筋17年やることがとてもすごいことなのはわかるけれど、代表キャップはない選手。でも、このクラブが浦和レッズになって以降獲得したすべてのタイトルに貢献した選手。それがこんなに盛大に送り出されるなんて、やっぱり浦和レッズはすごいクラブだ。ちょっと悔しいけど。

 

「サッカー選手だと、こんなふうに卒業公演をやってくれる機会、そうそうないんですよ」

 

アイドルヲタクの知人にそう説明しながら浦和美園駅までの肌寒い道のりを歩いて帰った。

 

 

アイドルには必須な感情、だと思ってた。

2018.11.28. Tue.
SKE48 チームS 「重ねた足跡」公演 岡田美紅生誕祭
SKE48劇場

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「私は、嫉妬という感情が嫌いです。嫉妬を抱くのも、抱かれるのもめんどくさい。ずるいという言葉が好きじゃないんです」

 

こんな言葉をまさか生誕祭の場で聴けるとは思わなかった。

 

岡田美紅さんが出る公演か、セットリストが替わったチームKIIの公演に絞ってほぼ休日に絞って投げていたら、およそ半年ぶりのSKE48劇場公演になってしまった。とはいいつつ、諸々の配置などの記憶はやはりここが一番勝手知ったる感じなので、身体には残るもんだ。

 

ビンゴ運はむむむな15巡。一見立ち見最前は埋まっていたように見えたので、そちらのみなさんにお任せして座りの最後尾からやるぞと思っていたけれど、回ってみたら下手側の立ち見が1人分だけ空いていた。その横の知人に滑り込ませていただく。

 

生誕企画で驚きの40連コール(しかも1曲目!)があり、冒頭から声が出なくなった(笑)。去年の劇場デビュー半年も経たないうちには「私のファンはおとなしい人が多いから」とSHOWROOMで言っていたのが嘘のよう。この半年くらい自己紹介では「ヨロシクオネガイシマース!!!」と喉がつぶれそうなくらい思い切り叫ぶようになった美紅ちゃんが、「コールたくさんして盛り上げてくださいね」とメールやら影アナで言うんだもの、ブチ上げたいですよ、そりゃ! 

 

1曲目の『Gonna Jump』から飛ばしていったん喉が潰れて、そのあともそのまま声を出し続けていたら、ユニットパートの終わりにはいよいよコールができない瞬間が訪れた。今までも何度も生誕祭だからと気合い入れてコールで叫びまくったことはあるけれど、こんなのは初めてかもしれない。まだここまででセットリストの約半分なんですもの。

 

そして訪れた生誕祭のスピーチ。急に屈み込んで何を始めるのだろうと思ったら、なんと靴からスピーチ用の原稿を取り出した。前週の握手の際には「まだ何も準備できてない。どうしよう!」と言っていた何枚も重ねたその言葉は、ほぼ眠らずに書き上げたらしい。

 

その中で話していたのが冒頭のフレーズ。

 

akb48.blog.fc2.com

 

僕も気づけば長くこの大人数グループアイドルを見続けている。アイドルをやる子たちは自分が一番というプライドをどう口頭で表現していても隠せないし、だからこそ嫉妬の感情が深いし、そもそも自分がかわいいと思っている女の子の集団なわけで、そりゃあるだろうという。ときには僕らにははっきりとは見えない形で黒いものとして漏れ出てくる。それがわかるようになってきた。そしてこれはAKB的な底からの上がり方に重要な感情で、総選挙で普段の人気や推され度合いを超えてヲタクに押し上げさせるのは、この感情の吐露をうまいようにやることが必須要件になってきている。あいつなにくそ、という悔しい想いを報わせれてあげるために、ヲタクが立ち上がるわけだ。

 

ただし、この感情に付き合っていると、疲れる。充実感があったとしても、反動がしばらくするとやってくる。正の感情がないとまでは言わないけれど、どこか無理をしてしまう気がする。もしかしたら個人的な事象なのかもしれないけれど。

 

そういった嫉妬であったり負の感情をエンジンにすることはしないという宣言したのがこの日の生誕祭での美紅ちゃんだった。

 

悔しさをバネにしたエンジンで動いているのが今のSKEという言い方もできると思う。ヲタク側もそれに反応しやすい人がそろっているからこそ、嫉妬的な思いを吐露しない場合は、「そういう話をしたほうがいい」という思惑と指摘が生まれる。これは、メンバー側にあっても生存戦略としてそうだし、ヲタク側もその生存戦略に乗る"べき論"になりうる。

 

48グループの中でも特筆してこの文化が発達したSKEにいる中で、上を目指していこうとする彼女が嫉妬の感情との決別を宣言したということは、本当に覚悟のいることなんだろう。当事者ではない自分には計りかねないが、とても大変なことだということくらいはわかる。

 

モノマネをはじめ、グループ内にはライバルの少ない独自の道も切り開こうとしているところだし、他とは違う歩みを進めているという意味でも、実感も少しずつ持ててきているのかな。

 

そこに、ほんの少し(…0.1ミクロンくらい?)でも貢献できていたのなら、応援していてよかったと心から思う。

 

 

Stand by you(TYPE-A)(通常盤)(CD+DVD)

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