あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

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今年は弾丸じゃない、えれたん生誕祭遠征。

2019.09.12.Tue.

HKT48 チームTII「手をつなぎながら」公演 坂本愛玲菜生誕祭

HKT48劇場(スカラエスパシオ)

 


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今年は遅めの夏休みを取れるということで、ゆっくり前後に泊まりを入れて福岡観光をしながらの坂本愛玲菜さんの生誕祭遠征に来ました。

 

入場ビンゴは銅メダル。去年もイマイチな順番でしたが、今年はさらにイマイチ。スカラエスパシオも座席がマシになったので、一番後ろの段の上の端から観ていました。

 

ユニットは『Glory days』。この曲は2番からはバックダンサーの研究生観察の曲とSKEで観た頃から勝手に自分の中で決めていたのですが、ご本人センター登場でスーパーキャンセルです。「えれながかわいい」コールしか!

 

えれたんの握手会に通うようになって2年経たないくらい。これでもかというほどえれたんの歌を聴く機会に恵まれていて好きになるきっかけになった昨年に比べると、今年の夏は少し悔しい思いをしてるようで。初めて行った昨年とは少し違ったスピーチになりました(AKB48@メモリストさんのレポート)。

 

今の彼女が素敵だと思うのは、負のエネルギーをそのまま出さずに、ポジティブにやわらかく変えて伝えてくれること。そして、パフォーマンスには少しにじんで観えてくる。魅力的な子を観ることができて幸せだと思います。

 

この日の夜から放送だった「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」でも、予選7位とまずまずのスタート。スピーチで語ってくれた気持ちを決勝で歌に乗せてくれることを楽しみにしています。

 

そうそう、この遠征期間中はキャンセル待ち(外れましたが)でこの後ろの日程の公演にも来てロビー観覧していて改めて思ったことがありまして。HKTの生誕祭はスピーチの前に質問コーナーがあっていいですね。お手紙だけじゃなくて多角的にみんなで主役を観ることができるので、よりあったかい気持ちになれました。

 

えれたん推しやHKTヲタの顔見知りの方も増えてきて、今回の福岡遠征でもいろんな方とご飯に行けました。おかげさまで、少しずついまのHKTのことへの興味と知識も広がってきましたね。

 

月末に行く予定の九州ツアー長崎公演も楽しみです。

 

 

大人列車はどこを走ってるのか?

大人列車はどこを走ってるのか?

 

 

羽田からCharmingにLOVE TRIPしたい。

2019.09.09.Mon.

STU48課外活動公演(STUDIO / Charming Trip)

@羽田空港国際線ターミナルビル TIAT SKYHALL

 


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STUの課外活動、評判がよいこの2グループの公演にようやく来れました!

 

この日は前夜に到来した台風の影響で羽田空港に向かうのも大変でしたが、客席は9割埋まっていてみんなすごい。僕は立ち見最前からの観覧でした。

 

初めてこのホールに来て思いましたが、ここは立ち見は置かないほうがよさそうですね。最前以外は見えないし、下層階の空港施設の関係で振動制限があって音に合わせて動けないしで。僕も途中高まりすぎて縦ノリしてたらスタッフに止められました…。

 

で、肝心の公演内容。

 

セトリはこの記事に載っている以前のセトリに近いもの。STUDIOのソロは今村美月さんの『タイムマシンなんていらない』でした。

 

上述の環境もあって、自分が乗り切れなかったSTUDIOのノリノリセットリストより、Charming Tripの「かわいいAKB!」って感じのセトリの相性がよかったかもです。

 

『LOVE TRIP』→『LOVE修行』→『遠距離ポスター』の流れが素敵でしたね。もはや無意識下で「よっしゃいっ」ちゃうやつです。

 

『妄想ガールフレンド』からのパートでは猫耳をつけるんですが、このときの石田みなみさんがめっかわでした…。違う現場でも観たいです。

 

この2グループジョイントの課外活動公演、16人公演よりも個々にスポットが当たりやすくて、見る側としても絞り込めるのでとても楽しいですね。STUDIOがまたライブハウスでやるときがあれば行ってみたいなぁ。

 

 

Which is which? (STUDIO)

Which is which? (STUDIO)

 

 

恋は仮病中(Charming Trip)

恋は仮病中(Charming Trip)

 

 

ラブラ2の4階での本気を観た。

2019.09.08.Sun.

NGT48研究生「PARTYが始まるよ」公演

NGT48劇場

 


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(写真は新潟港からの景色)

 

今年に入ってからもうずーーーーーーっと騒がれてますが、NGT48がグループとしてどういう方向に向かっていくのかというのは、劇場公演に行って観て確かめるしかないと思っていました。

 

もう、二次情報でしか言えないアレコレを見聞きするのはたくさんなのです。

 

……ということで、騒動後にようやく行ってまいりました、NGT劇場。

 

今回当選したのは研究生の『PARTYが始まるよ』公演。AKB初期のセトリで、他のものに比べるとメリハリが少ない。行きの夜行バスでほとんど眠れなかったので、眠くなってはしまわないか。

 

いやいやいやいや、そんなことを思ってしまった自分が失礼でした。

 

1曲目から勢いよくステップを踏んで踊っていた彼女たちに吸い込まれました。運よく2列目の下手に滑り込めたのもあり、ステップの音が時折聞こえてくるほど。

 

再開後のNGT劇場公演は、“被せ”の音を下げて生声がとてもよく聴こえてきます。劇場でそれを観ると、上述のステップと合わせて彼女たちの力みがよく伝わってきます。

 

AKBシングルのカップリング曲に抜擢された川越紗彩さんはばっちりの安定感でしたし、この公演のセンターの諸橋日向さんはもはややりすぎだろってくらいにひらりさせていた『スカート、ひらり』での元気さが、彼女たちが公演に懸けるエネルギーの象徴のようですらありました。

 

先輩格にあたるドラフト3期生の5人はそれぞれがそれぞれでお姉さんとしても頑張っていて。藤崎未夢さんの脚の長いスタイルを活かしたダンスや、柏木由紀さんのようなたたずまいに磨きがかかっている高橋七実さんが特に印象に残っています。

 

そして、研究生として後輩に合流していた加藤美南さん。

 

ちょうど僕が観ていた下手の位置が多いポジションでした。肝が座っているように見えましたもともとセンターあるいはフロントで歌うことの多かった曲でも、下手の端にいたりします。普通そんなことやりきれません。それも自己顕示欲の強いはずの芸能をやっているメンバーがです。肝が座っているように見えました。

 

トークでも語っていたように、この日はかとみな推しのファンも多かったみたいでした。ちょうど僕が座っていた前の席には当日券で入ったかとみな推しの少女がいました。彼女にやさしく話しかけていたのが印象に残っています。

 

そしてアンコールのメドレーです。

 

僕なりにNGT劇場には思い出があった頃に観た『みどりと森の運動公園』。今聴くからこそ意味がある『世界はどこまで青空なのか?』。そして、“負け”の今に合ってしまう『今日は負けでもいい』。

 

このメドレーで最後の輝きを爆発させるかとみなもいれば、息を切らせるほど全力で走ってから『今日は負けでもいい』でセンターに入る安藤千伽奈さんがいて。

 

≪ここまでのNGTも終わったわけでもないし、これから力強く続けていきたい≫

 

そんな気持ちを感じてしまったら、僕の中のいろいろが全部混ざって、目から汗になって出てしまいました。最後に七実ちゃんも目から汗が出ていたのは、こちら側が感じたものと同じ気持ちだったのでしょうか。

 

この日はバスで往復してみたら安かったし、このステージなら通って応援したくなる公演だと思いました。つまらない一件があっても来ている、あのかとみな推しの少女の気持ちを押しつぶすようなことにならないことを願います。

 

 

今日は負けでもいい

今日は負けでもいい

 

 

1期生の『夢を死なせるわけにいかない』も観に行きたいですね。

なるほどこれが青春高校3年C組か!

2019.09.07.Sat.

春高校3年C組 放課後公演

@テレビ東京本社スタジオ


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噂には聞いてたのですが、ようやく秋口になって初めて公演に来てみました。

 

ようやく、とは言うものの夕方にやっている帯番組はまったく観ておらず、前情報はアイドル部の新曲がいいことと何人かかわいい子がいること、ドラフト会議オーディションに参加している子がいたり、出身の子がHKT5期生に加入していることくらい。

 

そんな感じでライブアイドルの定期公演にふらっとやってきたくらいのノリでしたが、これがいい意味で裏切られました。

 

まず、歌唱披露だけじゃないんですよね(そこからかよ)。トークやコントも複合的に観せてくれるので、見え方が一面的ではなくいろんな角度から生徒の人となりを見ることができます。今回は豊洲PITで行われたワンマンライブのあとだったこともあって、エピソードが豊富だったのがよりトークを楽しめたように感じました。

 

そして一番なのが、かわいかったりかっこよかったり、いわゆる見た目や振る舞いが“陽キャ”寄りの子だけでなく、普通の子もたくさん同じ空間にいていっしょに公演をやってるんですよね。

 

話すこと自体が得意でなさそうな子もいたりするなかで、ダンス&ボーカル部として踊っていたり、トークでもその子らしさを活かして笑いどころをつくっていたりしていて。

 

マンガやアニメではありそうな理想のクラス、がコンセプトだとどこかで読みましたが、それってこういうことなんだろうなとそこで気づかされました。

 

スクールカースト」という言葉がすっかり定着しています。もはやそういうクラス内分断は「あってもいいんだよ」という許容の面もあったかと思いますが、分断は絶対越えられない無理ゲー、もっと言うと「クラス一丸なんてなかっただろバカじゃないの」みたいな空気も同時に形成して言っているようにも感じています。

 

そうして忘れていた「こういうクラス、やっぱりあるといいよね」を青春高校3年C組放課後公演が思い出させてくれるんですよね。

 

たぶん、番組だけを観ていたらこうは思わなかったでしょう。

 

番組収録だけだと、その時間だけ演者であればいいかもしれません。毎日の公演をやっていく中で、ステージの練習を自主性に任せていくと、否が応でもコミュニケーションを積極的に取らなくてはいけないわけです。そして、エピソードトークを多用するとそのコミュニケーション自体が客を巻き込む作用も生まれてくるわけで。

 

一方で来ているお客さんの6〜7割くらいの雰囲気はアイドル現場に来るおじさん、というのがなんだか不思議な気分ではありました。最前に座れる親子連れだったり、若そうな女性もいたりしたので、またまんまそれとも言いがたくはあるんですけどね。

 

これって、AKBの劇場フォーマットが生んだ、演者側の日常との境界線をぼやかす手法なんですよね。これを演者側をアイドル、あるいは芸能人になりたい人以外の子も混ぜることによってより「理想のクラス」感が出ているんだと思います。

 

このセパレートされていたものをごちゃまぜにして化学反応を促すという手法、改めて考えてみるとプロデュースに加わっている秋元康さんらしいなと思うのですよ。放送も公演も割りと観ていて現場とのコミュニケーションもよく取っているそうです。今のAKBは歴史を積み重ねて企画の方向性が規定されてきたので、クリエイターとしてよりこちらに比重を置くのも納得してしまいました。

 

最後に、言うて僕もアイドルヲタクであることからは逃げられないな、と感じた1曲をご紹介します。

 


青春のスピード/青春高校アイドル部 選抜【青春高校3年C組】

 

 

頓知気さきなちゃん…!!

 

※3Cファンのみなさん、間違いがありましたらどうか教えてくださるとうれしいです。m(_ _)m

 

秋元康の仕事学 ( )

秋元康の仕事学 ( )

 

 

初めての鹿児島とHKTホールツアー

2019.08.31.Sat.
HKT48九州7県ツアー ~あの支配人からの、卒業~
鹿児島市民文化ホール 第1ホール

 

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夏前に日程が発表されたときに、まだ訪問したことのなかった鹿児島と宮崎には行こうと思っていたんです。ちょうど推しの坂本愛玲菜さんも出演ということで初めて飛んで参りました。

 

今年はHKTのコンサート自体がものすごく久しぶりで、4月終わりの指原莉乃卒業コンサートが久しぶりのスタジアムクラス。そして、今回の九州ツアーはホールクラスでHKTを観るのが初めてとなりました。

 

飛行機がやや遅れて昼公演開演30分前の到着。

 

ステージには大きな指原莉乃前リーダー(支配人というよりこのほうがしっくりくる)の写真が飾られ、花がたくさん置いてある中でメンバーが全員登場。在校生答辞的なくだりをやったあとに尾崎豊の『卒業』を客席といっしょに歌うわけです。卒業式のくだりをやりたい意図なわけですが、顔写真と花はどうしても葬式を想像してしまうなと。また、卒業宣言をしたうえでコンサート本編でもふんだんにさっしーネタを盛り込んでくるんですよね。導入のコンセプトをするならするで、全体設計もしっかりやってほしいと思ってしまう脳。ここは流れる『overture』でいったん忘れてコンサートに再没入することにします。

 

コンサートの本編は、たたみかけるように楽曲を連続でぶつけてくれるのがとても楽しい。冒頭のパート、ユニットのパート、HKTカップリングパートor姉妹グループカバーパート、最後の盛り上げ曲パート。パートごとに息をつかせないようにメンバーが入れ替わって見せてくれるライブはコンサートに来てよかったと思わせてくれる瞬間です。

 

そのたたみかけるライブで少し疲れた各パートの合間に催されるトークや寸劇コーナーは、身体の休憩はさせてくれながらも心はいい意味で休ませてくれません。

 

この日はウィークリーでレギュラーのある鹿児島のローカルテレビのネタが挟まったりして、いつだか課題と言われていたHKTの九州ローカルとの取り組みが進んでいることを感させてくれました。出演メンバーにはひとりひとりカードにメッセージを寄せて差し入れが入ったのだとか。あったかい。

 

で、ああだこうだといいやすそうな寸劇。実際に観てみるとまあまま面白いもんだなと思いました。村重杏奈さんが相変わらずのアクセントが強めのボケなのですが、勢いのボケで全体のリズムをコントロールしてるのはすごいなと思います。ただ、せっかく寸劇の公式Twitterや予告編でPRしているのに、観たことが一度でもないとどうしても入ってこれない。7県10数公演あるなかで全公演はいる人はさすがにレアだと思うので、予告編に前回のダイジェスト紹介的なくだりがもう少しあるといいのかも。

 

ちなみに僕が観た鹿児島公演では指レンジャーに「ブラック」的な役回りのダークブルー役として小田彩加さんが登場。小田彩加センターの『ジワるDAYS』という貴重なものが観られました。ちなみに、翌日の宮崎公演でダークブルーは命を落としたそうです。

 

さて、出演各メンバーの感想。

 

最近はHKTを観に来るようになったとはいえ、チームTIIの劇場公演ばかりだったので、こうしたホールのコンサートでの発見がありました。

 

久しぶりに見た田島芽瑠さんが面白かったです。『桜、みんなで食べた』では、Wセンターがトロッコにいく中でステージに残る側のセンターを務めているんですが、やはり存在感はしっかりある。トークでもひとり語りが面白かったです。SHOWROOMでのひとり語りの映像が時折拡散されて流れてきますが、わいわいなHKTのある意味での象徴になっている気がしますね。

 

松岡はなさんは、今回はダンスよりも声が改めて印象に残りました。のどが抜けるようなあどけない声がほかにはないんですよね。あの声色で寸劇のナレーションやトークコーナーの仕切りを進めていけるのは、強みなんじゃないかと思います。HKTのじゃれあいトークはほうっておくとグダる側面があるわけですが、それを強制的に(観客席側を)線路に戻してくれる役目になるんですよ。声って大事。

 

フェス出演からAKB劇場出張公演で改めて気になった上島楓さんは、やっぱりどこにいても目を引く踊り方をしている。ひざを前傾にして跳ねる踊り方をしていて、下半身が特に筋肉質になりやすい。その上に鎮座するまぶしい笑顔。このダンスへの好感はどこから来るんだろうとTIFや@JAMを観ながら考えてたんですが、この日ようやく気がつきました。SKEっぽい! そりゃ僕自身にも親和性高いわけです(笑)。本人の出身も愛知県なので、何かつながりがあったりして。

 

そして、この8月ようやく初めてステージを観ることができた坂本愛玲菜さん。ポジションの関係上、研究生と同列で最後列や端にいることも多かったなか、持ち前の高い位置の腰から伸びるようなダンスをより大きく踊っていて、後ろからでも端からでも遠くの客席を盛り上げたい意欲を感じられてよかったと思いました。そりゃ少しさみしさとか悔しさもありますけれど、その中で楽しさを与えてくれる子を観に鹿児島まで来れてよかったですよ。

 

昼のユニットでは、僕がとても好きな『この涙を君に捧ぐ』を歌っていて、こちらは泣きそうになってしまったのはここだけの話(泣いてはいない…)。

 

翌日の宮崎公演は、翌朝帰らなければならず残念ながら観ずに帰京。仕方ないのはわかっていたのですが、取っていた飛行機が最終便だったのに観れないことで、ちょっぴり悔しさがあふれてきました。久しぶりにHKT全体への興味が拡がってきたので、観とけばよかったなと。次は9月末の長崎公演に行く予定なので、またどんな違いや成長が観られるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

「HKTにもぜひ」と言われちゃあ、ねえ!

2019.08.26.Mon.
HKT48研究生「脳内パラダイス」出張公演
AKB48劇場

 

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この週は月・火・水とHKT48AKB48出張公演デイズ。水曜日の『ただいま 恋愛中』公演と悩みながら、水曜日は別件で予定が入ったので月曜日の研究生公演に応募することにしました。

 

HKT5期の研究生公演は話題になっている子も何人かいて、研究生ヲタクとして気にはなっていたんです。ただ、先輩チームの公演に推しもいて、福岡は旅費の関係もあって頻繁に行けないなかで思い切って応募する気持ちにもなりきれないわけで。そんな迷いがずっと続くなかで、ちょうどいい具合に東京に来てくれた出張公演に当選です。

 

ロビーで行われていたアンケートカード展示とフライヤー

(スレッド形式のため冗長で失礼します)

 

大好きな『友よ』

『脳内パラダイス』は、チームKの3rd公演で古いセットリスト。リバイバルでやっていたHKT以外の国内グループもなかったため、初めての劇場での体験になりました。ビンゴ運も13順目の入場で立ち見上手の一番内側の場所が取れたので視界も良好。

 

1曲目はドラムやギターの演奏も入る、懐かしい響きの『友よ』チームKの曲の中でも好きな曲。歌いながら劇場の様子を観察している5期生たちがドキドキしているのが伝わってきます。早くもほろっと目からこぼれそうになる汗をこらえました。

 

噂どおりのくるたん・くどはる

2曲目以降、ダンスのある曲が始まると、すぐに目を惹かれるのが竹本くるみさん。「パフォーマンス」がアピールポイントだとしきりに言っているだけあります。ダンスのカウントも安定しているし、姿勢もブレない。いろんなヲタクから評判がいいのもうなずけます。

 

MCパートでは、こちらが期待している言葉を知ってか知らずか裏切ってくるフレーズを投げかけてくれる工藤陽香さん。この子が楽しそうにしていると公演全体の雰囲気が明るくなるように思います。『クリスマスがいっぱい』での彼女の明るくクルクル変わる表情と元気のよさは"アイドル"としてのポテンシャルの高さです。

 

5期生育成の課題?

5期生、福岡県外のメンバーも多く取っているのもあってか、キャラクターにエッジがより立っているような気がします。長野雅さんは最年長感のないフニャフニャ感だし、坂本りのさんは発想がどこか斜め上で面白いし、市村愛里さんは落ち着きもあるし。キャラクターがいろんな方向を向きつつ、ひとつのゆるやかな円になれること。これはHKTのよさだと思うのです。

 

ただ、初めて先輩のいない研究生公演で育てる5期生は、バラバラなことが課題につながっているようにも感じました。ダンスの得意/不得意が個々にあるのは仕方ないのですが、曲中のスキル(単にソロダンススキルだけではなく)が横展開しているようにはあまり思えず…。MCや企画の展開方法だけじゃなくて、曲中の一体感って僕の中では大切にしたいものではあるんですよね。

 

HKT全体の良し悪しの部分とも密接に関わってくる部分なので、共通課題としてのベースアップをどこまでやるか、運営側も考えているではないのかと思います(珍しくHKT劇場支配人の尾崎さんがいらしていたので話ができればよかったな…)。

 

「草原の楓」

個々の面白さと全体のバラバラ感に複雑な想いを感じつつ、最後の草原の奇跡に突入。ここで自分の脳内の雲をはらってくれたのが上島楓さんでした。

 

クラップを入れたり手を振ったりと客席とステージがシンクロできる余白が多いこの曲で、僕のいた上手で小さな身体いっぱいにPPPHを煽っていた楓ちゃん。気づけば上手だけでなく客席全体の中央や下手へ、さらに劇場全体に笑顔が広がっていきました。

 

アイドルのライブパフォーマンスって、ダンスや歌のそれ自体の質は担保でしかないと思っているんですよね。それ以上に、客席にいる僕らの気持ちをその身体に託すことができるかどうか。それがアイドルのパフォーマンス力だと僕は思っています。

 

ダンスの質を磨くこと以上に、こちらを盛り上げてくれた楓ちゃんに改めてそれを教えてもらったように気がします。

 

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お見送りで楓ちゃんに「よかった!」のひと言を伝えて劇場を出てくると、スタッフがメッセージカードを配っていました。するとなんと、「上島楓」の文字が!

 

「HKTにもぜひ!」と言われてしまっては、また博多の劇場で彼女のいるHKTを観たくなってしまうじゃないですか。

 

 

 

実は初めてのatJAM EXPO

2019.08.24.Sat.

@JAM EXPO 2019 1日目

横浜アリーナ

 


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横浜アリーナで開催されるようになって久しい@JAM EXPOですが、意外と(?)これまで行ってなかったんですよね。他のコンサートが裏で重なったり、推しグループがいなかったり。

 

今年も通っている推しは出なかったのですが、せっかくなので行ってみようと1日目のほうだけ行くことにしました。

 

観たステージは下記の通り。

 

さくらシンデレラ@オレンジステージ

ハープスター@オレンジステージ

Jewel☆Neige@ブルーベリーステージ

ラストアイドル@ストロベリーステージ

AKB48フレッシュ選抜@ストロベリーステージ

・TipToe.@キウイステージ

STU48@ストロベリーステージ

HKT48@ストロベリーステージ

△EXPO総合司会高見奈央コラボ@ストロベリーステージ

26時のマスカレイド@ストロベリーステージ

ばってん少女隊@ストロベリーステージ

AKB48 Team 8 @ストロベリーステージ

sora tob sakana@ストロベリーステージ

・uijin@ストロベリーステージ

NMB48@ストロベリーステージ

SKE48@ストロベリーステージ

NMB48SKE48トークステージ

・いぎなり東北産@ブルーベリーステージ

はちみつロケット@ブルーベリーステージ

・ZOC@キウイステージ

※△は休憩しつつ遠目から眺めていたステージ

 

 

こうして並べると、ストロベリーステージ、いわゆる通常の横浜アリーナのアリーナステージに出ていたメジャー級ばっかり観ていたことになりますね。ライブアイドル系ヲタクの方に皮肉テンプレとしてくくられそうな感じです。

 

48Gヲタとしては、急遽追加になったNGT以外の48のステージは観ることができました。それぞれが今対バンにどんなスタンスで臨んでいるのか、ヲタクがどんな空気感なのか、改めて感じることができたように思います。

 

全部書くと切りがないので絞って書くと、これまで観てきた色合いが自分の中でSKEのステージは面白かったですね。ほとんど外部のコンサートではやらない『兆し』をやるとは思わなかった。静観モードだったのをやめて振りコピ行進モードに変更しましたもん。途中のウェーブ等は不要だったかなと思いつつ一番好きな夏曲『ごめんね、SUMMER』が観れて満足。

 

最近改めて思うんですが、SKEのライブ現場に来る“おじさん”たちのソリッドなコール、ソリッドな分だけ、移り変わっていくライブアイドルのコール文化の中で異質なものとして際立っている気がします。大きな昔ながらのコールが、横アリに迫力大きく響いていました。

 

対照的に、数年前にライブアイドル界隈で発展したコール文化の一部を逆輸入する役割も担っていたチーム8のステージは客層もおとなしめでパフォーマンスもダイナミズムが小さくなっているような印象を受けました。

 

以前ほど各都道府県でのオープンライブが少なくなり、AKB48本体との兼任も時間が経過したいま、追加メンバーオーディションを行うチーム8が存在する意味のようなものを考えてしまいそうになります。

 

 

…と、48のことをメインに観つつも、いくつか印象に残ったグループも観れてよい1日でした。

 

まるで横アリワンマンに来たかのような「僕語り」をしていたuijinの盛り上がりと楽曲が楽しかったし、最後の力を振り絞って4Fのキウイステージまで行ったZOCはヘラヘラしたようなMCから急激にアクセルが踏み込まれたキラーチューン『family name』はズルかった。

 

翌日には48グループに代わり坂道シリーズが出演して、TIFと同様に超メジャーグループがたくさん集まるようになった@JAM EXPOですが、そのメジャー間での気づきはまだ僕個人の中では橋渡ししてくれる形にはなっています。このジャンルがジャンルとして続く限りは、シンボルとして続いてほしいイベントです。

 

来年は東京オリパラと期間が重なるTIFや@JAM EXPOで開催は微妙。再来年以降のアイドル界隈はどんな風景になっていくんでしょうか。

 

 

@JAM EXPO 2019 OFFICIAL BOOK

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