ラブラ2の4階での本気を観た。
2019.09.08.Sun.
NGT48研究生「PARTYが始まるよ」公演
(写真は新潟港からの景色)
今年に入ってからもうずーーーーーーっと騒がれてますが、NGT48がグループとしてどういう方向に向かっていくのかというのは、劇場公演に行って観て確かめるしかないと思っていました。
もう、二次情報でしか言えないアレコレを見聞きするのはたくさんなのです。
……ということで、騒動後にようやく行ってまいりました、NGT劇場。
今回当選したのは研究生の『PARTYが始まるよ』公演。AKB初期のセトリで、他のものに比べるとメリハリが少ない。行きの夜行バスでほとんど眠れなかったので、眠くなってはしまわないか。
いやいやいやいや、そんなことを思ってしまった自分が失礼でした。
1曲目から勢いよくステップを踏んで踊っていた彼女たちに吸い込まれました。運よく2列目の下手に滑り込めたのもあり、ステップの音が時折聞こえてくるほど。
再開後のNGT劇場公演は、“被せ”の音を下げて生声がとてもよく聴こえてきます。劇場でそれを観ると、上述のステップと合わせて彼女たちの力みがよく伝わってきます。
AKBシングルのカップリング曲に抜擢された川越紗彩さんはばっちりの安定感でしたし、この公演のセンターの諸橋日向さんはもはややりすぎだろってくらいにひらりさせていた『スカート、ひらり』での元気さが、彼女たちが公演に懸けるエネルギーの象徴のようですらありました。
先輩格にあたるドラフト3期生の5人はそれぞれがそれぞれでお姉さんとしても頑張っていて。藤崎未夢さんの脚の長いスタイルを活かしたダンスや、柏木由紀さんのようなたたずまいに磨きがかかっている高橋七実さんが特に印象に残っています。
そして、研究生として後輩に合流していた加藤美南さん。
ちょうど僕が観ていた下手の位置が多いポジションでした。肝が座っているように見えましたもともとセンターあるいはフロントで歌うことの多かった曲でも、下手の端にいたりします。普通そんなことやりきれません。それも自己顕示欲の強いはずの芸能をやっているメンバーがです。肝が座っているように見えました。
トークでも語っていたように、この日はかとみな推しのファンも多かったみたいでした。ちょうど僕が座っていた前の席には当日券で入ったかとみな推しの少女がいました。彼女にやさしく話しかけていたのが印象に残っています。
そしてアンコールのメドレーです。
僕なりにNGT劇場には思い出があった頃に観た『みどりと森の運動公園』。今聴くからこそ意味がある『世界はどこまで青空なのか?』。そして、“負け”の今に合ってしまう『今日は負けでもいい』。
このメドレーで最後の輝きを爆発させるかとみなもいれば、息を切らせるほど全力で走ってから『今日は負けでもいい』でセンターに入る安藤千伽奈さんがいて。
≪ここまでのNGTも終わったわけでもないし、これから力強く続けていきたい≫
そんな気持ちを感じてしまったら、僕の中のいろいろが全部混ざって、目から汗になって出てしまいました。最後に七実ちゃんも目から汗が出ていたのは、こちら側が感じたものと同じ気持ちだったのでしょうか。
この日はバスで往復してみたら安かったし、このステージなら通って応援したくなる公演だと思いました。つまらない一件があっても来ている、あのかとみな推しの少女の気持ちを押しつぶすようなことにならないことを願います。
1期生の『夢を死なせるわけにいかない』も観に行きたいですね。