あくまでも観客席から。

サッカー好きだったはずが、ふと気づいたらAKB48・SKE48をはじめアイドル全般にはまってしまった(自称)善良市民のブログ。

大阪公演を観る方へ。乃木坂46『16人のプリンシパルdeux』東京公演を見て。

本日より、乃木坂46の『16人のプリンシパル deux』の大阪公演が始まります! 東京公演を観に行った身として、その感想を整理して、大阪公演を見に観に行く方の参考になれればと思ってブログを書きました。

 

●プリンシパル2のおおまかな流れ。

今回のプリンシパルのおおまかな流れはこうです。

[第1幕]メンバー登場(演出は声、演出補助は舞台上に登場)→立候補役発表→各役ごとにオーディション(決められたセリフおよび演出によるエチュードも追加あり)→休憩中に投票・集計→キャスト発表→休憩→[第2幕]上演→休憩→2期生のお披露目(大阪公演では不明)→ミニライブ→終演

 

●プリンシパル2の魅力とは「"推し"の暴走を抑える表現手法」

昨年のプリンシパルでもそうだったんですが(僕は観に行けてないです)、やはりこの演劇の魅力は第2幕のキャスティングを観客の投票によって決めるところです。AKB総選挙ですでに行われているその”えげつさ”が、メンバーにじわじわと押し寄せて、AKB以上にエグいものになってきていたように思います。だけど、今回の手法ではそこまでエグさは感じられなかったんですよね。なぜか。それはあくまで「演劇」という掌の上からはみ出さないようにつくられていたからなのです。

 

前回は上演前から各役の順位がすでに決まっており、投票数順に上位からじどうてきに役が振り分けられていくという、AKB総選挙の手法とまったく変わらないものを毎日やっていました。今回はそこに2つの違いがあります。1つは、まず役の間の上下関係をリセットしたこと。もう1つは、各役を立候補制にしたことです。これによって、あくまでメンバーがどの役割に立つのかを選べることによって、機械的な投票というエグいシステムから逃れることができます。

 

そして、今回は公開オーディションもあくまで「演劇」の中でやっているというのが大きい。前回はただの自己アピール合戦になっていましたが、今回は演出側がステージに大きく関与するため(「この役はこういうものだ」「こういう演技も追加してみましょう」とやりとりをしています)、結果として、ファンは「そのメンバーが好きだ」という単にファンとメンバーの間での二者間の関係ではなく、そこに「この役に、この演劇に合うのかどうか」という「演劇を評価する目線」を加えていかざるを得なくなります。新曲のセンターで抜群の人気を誇る白石麻衣さんが必ずしも役に選ばれるわけではないということにそれが表れてたかと思います。

 

最初は軽い気持ちで見ていた自分ですが、その「このメンバーはキャラが魅力的だ」「推している」などの感情だけでなく、すべての役に「この役を演じるに値する演技ができるのかどうか」という葛藤がたくさん出てきて、すべてのメンバーに熱い視線を送らざるを得なくなりました。もう、休憩に入った瞬間には肩の荷が降りたような気持ちでしたね。

 

●できれば何日も連続で見たかった

僕が東京公演で少し後悔していたのは、連続で公演を観れなかったことです。上で書いた内容では「推し」という感情を排除する仕組みのように見えますが、そんなこともないんです。公演が始まって1週間もすると16人の役に入れないメンバーも出てきます。しかし、ちゃーんと乃木坂のファンはそういう子たちもしっかり見ていて、公園後半になるとそういったメンバーが役に食い込んでくるんですよ。なので、一度公演を見に行くと、「その子が成長して役を取り返しているか」を観たくなるわけです。たとえ推しメンじゃなくても。なので、もし大阪公演のチケットを複数持っていて干そうか迷っている人がいたとしたら、絶対に観に行ってください! 絶対面白いですから。

 

今回の乃木坂は、アイドルの表現としても、演劇の手法としても、最先端を行っていると、自信を持って言います。言っちゃいます。なので、よかったらTwitter( @dd110kin )で教えてくださいな!

 

 

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