あくまでも観客席から

サッカーとアイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

"ナンバトル"、こんな公演が観たかったんだ。ありがとう、W1N-C

という書き始めで筆を進めようと思っていたら、なんとNAMBATTLEのチームが継続することになったので、ホッとしている。もともとはバトルで勝ったチームだけが継続するような雰囲気(あくまで雰囲気!)だったので、チーム「W1N-C」の公演の感想を残して少しでも感謝の気持ちを置いておけたら、という気持ちだったのだ。まあ、せっかくなのであの熱かった公演を思い出しながら、記録として置いておきたいと思う。あの公演は本当に熱かった。

 

 

NAMBATTLEとは

今年の元日にいきなり現行の3チーム体制を解体して、くじ引きで7~8人の少人数のチームに再構成することを発表。加入してまだ半年の7期生の人数もバラバラなA~Fの6チームに分かれて、劇場公演や配信番組企画での審査員評点、ファン投票での結果をもとに順位を競い合い、最終的に3/6に開かれた決勝大会で1位を取ったチームが単独の劇場公演を実施する、という触れ込みだった。各チームの構成や最終結果は下のリンクから。

www.nmb48.com

 

だんだん前のめりになる「~舞」公演

当初は「テレビバラエティ的に用意された笑いで濁すんでしょ」なんて構えて見ていたところもあった自分はいたものの、リハーサル期間を通して漏れ伝わってくるメンバーの「ガチ」(懐かしい…!)に触れながら迎えた、各チームの劇場公演(「~舞~」と呼んでいた)1クール目にはそれぞれのチームのカラーが出ていてすっかり熱が移りつつあった。

 

そこでメールボックスに飛んできた、チームC「W1N-C」2クール目の公演の当選メールである。コロナ禍前以来の1年ぶりのNMB48劇場公演が、好きなメンバーが、思い切りステージにぶつかっていくこの時期に観られることは本当に幸せなことだと感じた。

 

「~舞~」公演は、本編8曲を共通課題曲として、アンコール3曲をチームごとに選択するセットリストになっている(このへんは公式よりエケペディアが詳しい)。本編からアンコールまで、どういうアレンジで、どういう配分で、どう魅せていくのか。比較もしやすいので「試されている」ことを各チームともよくも悪くも意識しているようだった。

 

劇場公演の3クールを通しての審査員だった、チーフダンスインストラクターのAKIRAさんが象徴していると思うのだけれど、NMBはダンスの共通スキルが価値観としてめちゃめちゃ強い。……と書いてはみるものの、僕もダンス経験者というわけではないのでその実はうまく説明はできない。ただ、素人の僕ですら、カウントに合わせた動きを揃える意識が強いことがくらいは見える。そこを「合わせにいく」ことと、「アイドルの公演としてどれだけ個性を出せるか、盛り上げられるか」のバランスにどのチームも試行錯誤しているように感じた。

 

おそらく、僕が劇場で観たW1N-Cの2クール目公演は、それが絶妙なバランスで成り立っていたように思う。そんな公演に、生観覧で立ち会えたのは本当に幸せだ。

 

あの「ウッホ」は忘れられない

 

W1N-Cのメンバーは、ビジュアルも性格も振る舞いもそれぞれの方向でエッジが立っている子が多くて、「これまとまるんかな」と思ったものだけれど、リーダーの出口結菜さんの『ステージに対して全部出し切る!』の旗のもとに意思統一されるカラーだった。

 

2クール目の公演では、その熱量のピークがアンコールの最後の最後『ウッホウッホホ』に持ってくるようになっていて、僕はあのお祭り感が本当に忘れられない。あの公演に入場していたお客さんもW1N-Cのメンバー推しが多かったのだろうか、これだけ熱く盛り上げてくれるステージのメンバーにこちらも応えたい、そんな声が聞こえるような気すらした。声は出せないのに。

 

メンバーとステージが一体になった歌と手拍子の盛り上がりには、1席空けて声を出せずに座っている劇場であることをすっかり忘れてしまっていた。義務的にあるいは打算的にペンライトやコールを出していたこともあった、コロナ禍以前の劇場公演よりよっぽど楽しかった

 

音楽とコールやMIXは、必ずしもいい相性だとは思っていないのだけれど、「客席」と「声出し」には奇跡的なシンクロが生まれる瞬間がある。僕はそれをライブ現場でも、スポーツの現場でも何度か感じている。それをまさかコロナ禍のこの劇場で感じることができるとは思わなかった。

 

 

ありがとうW1N-C、ありがとうNAMBATTLE

最終的に決勝大会では大ホールでのパフォーマンスのカスタマイズの差であったり、他の企画での差で優勝はできなかったものの(こちらも観に行けてステージ上でボロ泣きしているW1N-Cメンバーを観て久しぶりに他人の悔しさに燃えてしまった)、「劇場公演は尊い!」ということを見せてくれたW1N-Cのメンバーの8人、には本当にありがとう、という気持ちしか出てこない。

 

AKBグループも姉妹グループが10周年を超えてきてアーカイブも膨大にある中で、その引き出しから以前好まれたものを出して置いてくるだけじゃなくて、こうしてステージに対して熱意を持って巻き込んでくれるやり方がまだまだある、と思わせてくれたこのNAMBATTLEの企画は少なくとも僕にとっては成功である(このあたりは先月書いた「劇はじ」で感じたことも通ずる)。

 

冒頭で紹介したように、このチームが続くということは決勝大会で大箱仕様にカスタマイズして優勝した「きゅんmart」以外にも、オタクが大好きな未完の青春を押し出してきた「FRONTIER」も、独特のマイペースさと奇跡の縄跳びで胸をときめかせてくれた「ちょうぜつかわE」も(「LeopAje」と「みっくすじゅーす」の2チームも観てますよ)、そしてもちろんW1N-Cの続きをまだ観られる。ありがたいことだ。