あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

MENU

選抜総選挙データに見る「超選抜」と「次世代」と「中堅」のせめぎあい。

こんにちは、いときんです。

 

今回も総選挙の票数をエクセルに落とし込んでいろいろと見やすくしてみましたよ。Googleドライブで公開しているのでぜひぜひ楽しんでみてください。「ファイル」→「ダウンロード」でエクセル形式を指定してダウンロードしたり、コピーして自分のアカウントでアレンジすると、また楽しく遊べると思います。

 

公開ファイルへのリンクはこちら。今後も随時更新していく予定です。間違い等がありましたらコメントやTwitter等でご指摘いただけるとうれしいです

 

今回はこのファイルを使って見えてきたデータの傾向を主に「昨年からの伸び率」を使って紹介していきたいと思います。

 

●投票数の伸びに驚く声があるが、実はほぼ横ばい。

前回を大幅に超える投票数に驚く声がありますが、実はテレビでよく見る人気メンバーの伸び率ってそこまで大きくないんです。僕は投票開始以前にも「今回から個別握手券がつく劇場盤への投票券付与で、投票総数は約2倍になる」と書いてきましたが、実際にほぼその通りになりました(【第5回AKB総選挙】総投票数驚異の約2倍! 過去最多264万票 - 音楽ニュース一覧 - オリコンスタイル - エンタメ - 47NEWS(よんななニュース))。だから、AKBファンの総数が増えたとかそういうわけではなさそうです。

 

●「2倍の票数」を当然のラインとして見ると、実は傾いているのは人気メンバー。

 上記のファイルでも計算してみたんですが、実はよくテレビで見る人気メンバーほど票の伸びは少なくて、姉妹グループや若手・中堅のメンバーの方が票数を伸ばしています。実例を挙げると、 

f:id:dd110kin:20130611152821p:plain

こんな感じになります。これに加えて昨年ランクインできなかったメンバーがたくさんいますから、上位の一部のメンバーを除けば、ランク外も含めておそらくほとんどのメンバーが2倍以上積み重ねているのではないかと思われます。昨年篠田麻里子さんが言った「先輩を潰しに来てください」は、ある程度その通り表れているんじゃないかと思います。しかしのその裏返しでもあるんですが、後輩たちが4倍近い票数を積み重ねても、先輩たちは大きな壁だったということです。

 

●「次世代メンバー」たちはちゃんと伸びてるし、中堅も踏ん張ってる。

 

f:id:dd110kin:20130611155838p:plain

これも、上記の集計ファイルから抽出したものです。よく言う「次世代メンバー」たちも、今年ランクインしているメンバーに関しては、しっかり伸びてきているということがデータからも見えてきます。前田敦子以来の「推され」の代名詞となっている島崎遥香さんについては、全メンバーで一番の票の伸び率を示しています。彼女が"持ている"のは運営の後押しと運だけでなく、ファンの支持(ともしかしたら事務所の票)もしっかりついてきていることがわかります。逆に、ステージやテレビでの輝きが増していると言われている渡辺麻友さんや松井珠理奈さんについては、ぱるるほど伸びてないのが実情と言えるでしょう。2人とも長年推されていたので、ぱるるほどの急上昇カーブで上がるのは難しいかもしれません。一方で、中堅は明暗がわかれました。選抜メンバーやアンダーガールズクラスのある程度人気があると言われているメンバーは軒並み順位を落とし、当落線上と言われていたメンバーは踏みとどまりました。このあたりはいわゆる「推しがい」があるかどうかなんでしょう。安定して仕事のあるメンバーには投票を思い切る必死さも感じなくなるものです。その一方で、人気メンバーと次世代メンバーの間に立たされるベテランメンバーのファンは危機感を感じていました。それがこの結果に出ましたね。

 

●「スキャンダル?」何それ。

この伸び率的に見ると、昨年から今年にかけて騒がれて、AKB側としても何かしらの対処をした指原莉乃さんと峯岸みなみさん、この2人の票数は大きく落ちることはありませんでした。特に指原さんなんて昨年4位の人気があったにも関わらず2.2倍もの票を稼いでセンターを取りましたからね。峯岸さんだって順位を落としたものの、1.8倍くらいの票数を獲得しています。順位が落ちたのは峯岸さんの人気が大きく落ちたというよりも、他のメンバーの勢いがあったということでしょう。加えてスキャンダルで辞退した平嶋夏海さんも、一昨年9千票獲得しているもともとのポテンシャルもあってか、1万1千票をかき集めてランクインしました。(「事務所票」が入っている可能性を否定はしませんが)世の中はそこまで恋愛禁止にこだわってないと言えるんじゃないでしょうか。っていうか僕は言います!!

 

●まとめ

最後にひとつ。何が言いたいかって、かおたん無双。これだけいろんなメンバーが票数を伸ばしてる中でまだ伸びるとか、どんな研究生だよ(笑)。しかも「選抜」でも「次世代」でもない! 最近は若干の「推され」感はありますが、下剋上感は変わらず。わたくしもこれからも変わらず推していきます。

 

「分析」と言ってはきましたけど、結局は言いたいこと言いたいために数字を抽出してるだけです。それではつまらない、もっと細かい分析をしたいからデータだけでもほしいって方は上述のGoogleスプレッドシート見てみてくださいねー。

 

ではではー。

 

美しい稲妻 (初回生産限定) (Type-A) (DVD付)
SKE48
avex trax (2013-07-17)
売り上げランキング: 30