週末パスで燕・三条へ。加茂だけども。
最新訪問日:2022/07/03(11時すぎ)
この週末の新潟遠征は、土曜日の劇場公演後の新津でのイベントまでのあいだ、新潟にホテルがなく長岡に泊まったのもあって、JR東日本の「週末パス」で過ごした。
この週末パスは購入翌日以降の週末の連続した2日間のみ、関東一円+長野・新潟・南東北エリアのJR東日本の鉄道(18きっぷと違い、3セクなど一部私鉄も乗れる)が乗り放題になる。
東京から新潟までの新幹線自由席往復:20,460円
週末パス+東京から新潟までの新幹線自由席特急券往復:17,900円
…と、だいぶ安くなるので、工程に余裕があるときは週末パスを使って新潟駅周辺以外も回ってみるのがおすすめだ。
というわけで、長岡から新潟のちょうど途中にある信越線加茂駅から降りて向かったのが「成龍」。
燕市と三条市のエリアは「燕背脂ラーメン」と言われ、背脂が多めに乗ったラーメンを金物工場で働く人たちが食堂で食べて広まったとされる。できれば燕市方面で食べたいところだったものの、弥彦線に乗り換えると新津の現場に戻るのが面倒だったので、ちょうど隣の加茂市の信越線沿いに歩いて行けるところがあると知って向かう。
加茂駅のロータリーがある東口ではなく、反対側の無人の西口を降りると和な「ウエストゲートパーク」が。そこからテクテクと住宅街を15分ほど歩く。
車通りの多い道に入るとお店が見えてきて、まだ11時台にもかかわらず、さっそく入り口で待機。さすが日曜日の人気の食堂。10分ほど待ってから席へ案内される。
メニューを見ると「玉ねぎ増しは中止」の文言。昨今の物価高の影響だろうか。哀しい。チャーシューメンと餃子を頼んでしばし待機。
でーん。
器が埋まるように盛られたチャーシューとそこからはみ出ている白い背脂。これだ、これを待っていた。
ちなみに金属のラーメン丼は燕地域で開発されたらしい。
まずスープから。二郎系みたいなインパクトを想像していたら、意外と濃厚さに負けそうになるような感じではない。節と醤油の味が際立つようになっていて、脂の甘みがそれに乗るように際立ってくる。
それを運んでくれるのが極太の麺。麺というかデロ麺。これがタレと脂の旨味を運んでくれる。さらに乗る玉ねぎの甘味。
ああ、これが「燕背脂ラーメン」の最高峰か…。
と幸せに浸っていたらやってきたのがこちらの餃子。
デカい。今まで見た餃子の中では「ホワイト餃子」くらいかそれ以上だ。
見た目通り肉がプリッと入っていて、こちらも脂の甘味がおいしい。それを瓶ビールで流し込む至福。
完食。
餃子は1人で食べるのは大変なので、できれば2人以上での来店がいいかもしれない。
おひとりさま度:★★★★☆
お手頃度:★★★☆☆