あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

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110kin版 AKB48グループリクエストアワー セットリストベスト100 2022④(完結編)

こんなニコ生番組に出演させていただきました。

live.nicovideo.jp

 

6名の48グループヲタクがそれぞれのベスト100曲を持ち寄って語り合うという企画。6人6色の100曲について5時間近くも語り合う楽しい回だったところ、提出する100曲を決めるのにもだいぶ労力がかかってしまった(笑)。せっかくなので、こちらのブログでも公開していこうかなと。

 

ここまで3回に渡ってお送りしてきましたが、ようやく最終回の1位までの25曲です。

 

前回の50位~26位はこちら

 

 

25位~1位

25位 みどりと森の運動公園(NGT48)

シングル『シュートサイン』(AKB48)収録(2017)
作曲:伊藤心太郎
編曲:野中“まさ”雄一

NGTのライブの終盤ではほぼ必ず入ってくる定番曲。盛り上がる曲でありつつも穏やかなのでクライマックスの一歩手前に起きやすいのだろう。個人的には19-20年の研究生公演のアンコールでたくさん観た思い出が強い。歌詞の「待ってるのは 待たせるより 幸せな時間だよね」がヲタク心に響く。ヲタクはいつだって待つしかないのだ。


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24位 ひこうき雲AKB48 チームA)

AKB48 チームA 5th『恋愛禁止条例』公演(2008年)
作曲:成瀬英樹
編曲:野中“まさ”雄一

いつの間にかコンサート後半の定番曲ではなくなった曲。サビでのタオル回し、けっこう好きなのに。うしろ髪引かれる別れの想いをひこうき雲にたとえた歌詞。「誰の思いが残るの? 振り向くよう余裕もないまま…」でのケチャは、コンサートの終盤の名残惜しさと、アイドルの刹那を重ねる瞬間だ。


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23位 長い光(AKB48 チームA)

AKB48 チームA 5th『恋愛禁止条例』公演(2008年)
作曲:井上ヨシマサ
編曲:井上ヨシマサ

ピアノのイントロから射し込む光のようなソロでの歌い出しが至高。続いてドラムとギターが入ってポップに変わる流れもとてもよい。緊張から弛緩への流れが、劇場公演での胸の高まりをより加速させてくれる。ちなみにAメロが初代TV版『ドラゴンボール』のエンディング『ロマンティックあげるよ』に似ている。

 

22位 Dreamin’ girls(AKB48 ひまわり組

AKB48 ひまわり組 1st『僕の太陽』公演(2007年)
作曲:近藤薫
編曲:近藤薫

「AKB劇場はクラップ文化」というのを最近聴いても改めて感じさせてくれる曲。話はそれるけれど、2022年のキングブレードがこれだけ普及した今でも各グループ回っているとAKB劇場が一番クラップ文化が強いと感じる。客席のクラップとその音に包まれたメンバーのステップの音(オケにも入っている)が、『overture』後の緊張を文字通り"足踏み"させて高まりを次の『RUN RUN RUN』へとつないでくれる。

 


21位 RUN RUN RUN(AKB48 ひまわり組

AKB48 ひまわり組 1st『僕の太陽』公演(2007年)
作曲:前澤寛之
編曲:関淳二郎

お気づきの方がいると思う。22位の『RUN RUN RUN』とセットです(笑)。この曲単独でのランクインも考えてみたところ、やはり前述の流れからのこの曲での気持ちの爆発こそが素敵なわけでセットにしてみた。走りたい気持ちを歌いながら、足は腿上げだけで腕でそれを表現するサビの振りもとても好き。

 


20位 12秒(HKT48

シングル『12秒』(HKT48)収録(2015年)
作曲:Linia
編曲:野中“まさ”雄一

指原ヘッド体制でのメジャーデビューから2年半、めるみおからさくはるセンター体制に移って2シングル目のメディアアイドルとしてのピークがこの『12秒』の頃だと思っている。MVのリップシーンによく出ている「HKTは"カワイイ!”」をこれでもかと爽快なギターに載せて届けてくれる。ラストの指折り数える振り付けで終わるのが本当に大好き。


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19位 遠くにいても(SKE48 チームS

SKE48 チームS 2nd『手をつなぎながら』公演(2009年)
作曲:YORI
編曲:光田健一

この公演をやっていた当時のBUBKA編集部が「新幹線で駆けつけて観るこの曲はやばい」と言っていたらしい。その流れで言うとのぞみの本数も多い名古屋以上に博多で聴く『遠くにいても』はさらにエモい。当時のSKEに限らず、関東から駆けつけるヲタクがどこの姉妹グループも多いと思うのだが、初めての姉妹グループのオリジナル公演のラストにはそんなヲタクの気持ちが乗り移る。


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18位 家出の夜(AKB48

アルバム『1830m』(AKB48)収録(2012年)
作曲:粟津彰
編曲:野中“まさ”雄一

これは前例に漏れずリリース当時よりも2017年頃の村山彩希プロデュース16期生研究生公演『レッツゴー研究生!』公演の思い出が強い。ホーム=同期との環境を飛び出そうという歌を最後に持ってくる村山さんさすが。サビラストの振り付けが鍵をていねいに閉める動きなのが印象的。決して衝動的に飛び出すという家出ではなく、静かな決意とともに家をあとにする家出なのだということがわかる。


17位 僕らのユリイカNMB48

シングル『僕らのユリイカ』(NMB48)収録(2013年)
作曲:高田暁
編曲:生田真心

NMBのシングルで一番好きな曲は、と訊かれて答えるのがこの曲。夏だからと言って爆沸きする以上に、少し優雅なオケのこの曲が好き。「わざと山側を選んで来た そういう目で君を見ない」の歌詞が秋元康の初恋っぽい。気持ち悪い(笑)。


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16位 引っ越しました(AKB48 チームK

 AKB48 チームK 6th『RESET』公演(2010年)
作曲:向井成一郎
編曲:野中“まさ”雄一

恋の終わり「引っ越し」をたとえ、初の組閣後の公演になぞらえる曲。この曲を惰性で聴くようにはなりたくない、と散々リバイバルされているRESET公演に入るたびに思う。一番胸に来た『引っ越しました』は、SKEで推しが2人同時卒業して、HKTの観覧回数が増えた頃に観たHKTでのこの曲だった。


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15位 奇跡の流星群(SKE48 Passion For You 選抜)

シングル『意外にマンゴー』(SKE48)収録(2017年)
作曲:aokado
編曲:aokado

「もし君に 好きと今 言われたら それはきっと星の誕生くらい きっとありえない出来事」「わかっているんだ 恋なんて いつだって一方的 君が気づいてくれなくても 僕は思想うだけだ 奇跡の流星群」まさにガチ恋の淡い希望を星に載せた歌だ。ゲームP4U選抜シリーズでは一番いい曲だと思う。「僕たちは 何を今 求めてる? それは愛の告白じゃなく 光る 永遠の星たち 理想的なかたち」らしい。切ない…。


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14位 向日葵(AKB48 ひまわり組

AKB48 ひまわり組 1st『僕の太陽』公演(2007年)
作曲:多胡邦夫
編曲:近田潔人

スタンドマイクと腕を太陽に向かって伸びていくひまわりに見立てた振り付けと日差しのようなオケが好き。劇場公演ユニット曲ではこの曲が一番上になった。たぶん、最近STU48の『僕の太陽』を観たからだな(笑)。小さい身体でも大きく踊って歌う高雄さやかさんの『向日葵』がとても好き。


13位 ごめんね、SUMMERSKE48

シングル『ごめんね、SUMMER』(SKE48)収録(2010年)
作曲:俊龍
編曲:原田ナオ

SKEの夏ソング、『パレオはエメラルド』も捨てがたいけどこの曲が一番好き。イントロが流れるといつも叫ぶ(笑)。ポカリスエットのようなひたすら走るMV、ロケ地とセーラー服が今観返すとSTUっぽい。僕はいくつになってもアイドルソングで走り出したいのだと思う。


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12位 届かなそうで届くもの(NMB48

シングル『僕らのユリイカ』(NMB48)収録(2013年)
作曲:島崎貴光
編曲:佐々木裕

後発の『高嶺の林檎』と同じに位置づけにある、観ているメンバーには常に少し先をつかみにいってほしいなと願う僕の心を反映してくれている曲。当時公開されていた『げいにん! THE MOVIE』の印象も強い。

 


11位    ラベンダーフィールド(AKB48 チームA)

AKB48 チームA 7th『M.T.に捧ぐ』公演(2016年)
作曲:中山聡、足立優
編曲:中山聡、足立優

YouTube検索結果「ラベンダーフィールド」

重厚な曲が多いMT公演の中で軽やかに高まれる。「公演での沸き曲」がようやくアップデートされたかと興奮した記憶がある。いまだにこのアルバムの音源が流通していないの、僕は怒っています! 当時のMT公演、一度も入れなかったのだよなあ…。


10位 High school days(AKB48 チーム研究生)

アルバム『ここにいたこと』(AKB48)収録(2011年)
作曲:鳥海剛史
編曲:清水武仁

オリジナルの大場チーム4世代の研究生推しの人とはおそらく違って、これも後の村山彩希プロデュース『レッツゴー研究生!』公演で魅力を再確認させてもらった楽曲。自分ができなかった高校時代の青春を追体験させてもらっているありがたみを届けてくれる。レッツゴー公演では毎回この曲で泣いていた。


9位 僕の太陽(AKB48 ひまわり組

AKB48 ひまわり組 1st『僕の太陽』公演(2007)
作曲:井上ヨシマサ
編曲:井上ヨシマサ

改めてこの曲を聴いてると、井上ヨシマサ楽曲は豪華な鳴りのオケを作ってくれるなあ、と思う。ギターがキュインキュインする音を背景にサビで旋回する腕の振り付けを観ていると、目の前の推しは「僕の太陽」なのだ。

 

8位 言い訳MaybeAKB48

シングル『言い訳Maybe』(AKB48)収録(2009年)
作曲:俊龍
編曲:野中“まさ”雄一

一気にAKBにはまり始めたころに、深夜までMVを再生しまくっていた記憶がある。切なくも軽やかに流れていくメロディーに、赤チェックの衣装のメンバーが指差しから腕を上下左右に動かす振り付け。第1回選抜総選挙の楽曲ということも相まって、ブレイクするAKB48のイメージを固めた曲と言えると思う。


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7位 夢は逃げない(NMB48 研究生)

シングル『僕だって泣いちゃうよ』(NMB48)収録(2018年)

作曲:山本彩
編曲:永見和也

山本彩さんがNMB48を卒業するときに研究生に残していった楽曲。この卒業から1ヶ月くらい経ってから当時の研究生『夢は逃げない』公演に入ったのだけれど、これが素敵ですぐに好きになった。夢を応援するこの歌は、いつのまにかNMBの研究生だけに留まらず、NMB全体あるいは各グループで奮闘する若手メンバーを後押しする曲になってきた。最近だとNGTの加藤美南卒業公演や、HKTの上島楓卒業公演が印象的。

 

6位 僕らの春夏秋冬(STU48 2期生)

シングル『無謀な夢は覚めることがない』(STU48)収録(2020年)
作曲:A-NOTE、T.INOUE
編曲:A-NOTE、T.INOUE

このランキングの中ではものすごく珍しく、ライブ披露よりも前に好きになった曲。当時は卒業していった元推しへの気持ちを振り切ろうとするように各地の劇場を行脚していった時期で、その時にものすごく響いた。「推す」と言ってもメンバーもヲタクも状況が移り変わっていくし、卒業して違う道を歩んでいく。けれども「君のことは 絶対 忘れないよ」なのである。好きな人あるいは好きだった人との変遷をヲタ活になぞらえる上では、欅坂46『二人セゾン』と双璧だ。


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5位 センチメンタルトレイン(AKB48

シングル『センチメンタルトレイン』(AKB48)収録(2018年)

作曲:姫野博行
編曲:姫野博行

秋元康の電車ソングにハズレなし」、この流れの最新版だ。AKB48選抜総選挙の拡大期・成熟期をヲタクとして駆け抜けてきた1人として、今の所最後になった総選挙選抜にこんないい曲が来るなんて、皮肉なんじゃないかと思っている。

この曲のリリース当時に感じたことはnoteに書いた。

note.com

noteで書いたような感情があるから、僕は「未完成版」のMVが、この曲の背景を結果的にうまく切り取ってしまった完成版だと思っている。


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4位 桜の花びらたち(AKB48 チームA)

AKB48 チームA 1st『PARTYが始まるよ』公演(2005年)
作曲:上杉洋史
編曲:樫原伸彦

48のヲタクでいる以上、この曲が原点にあると思わなければ行けない気がしている。ちょうど入り口だったSKE劇場の研究生公演でよく観られたのはラッキーだった。舞い散る桜の花びらを旅立ちになぞらえる歌詞をチャイム音に載せるベッタベタな演出と振り付け。これで泣いて推しを見送る人は幸せだと思う。


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3位 約束よ(AKB48 チームK

AKB48 チームK 2nd『青春ガールズ』公演(2006年)
作曲:鈴木Daichi秀行
編曲:近田潔人

『桜の花びらたちよ』とどちらを上位にするか悩んで、こちらを「推しの卒業公演で観たい曲No.1」として挙げてみた。別れはあるものだけど、必ず会えるからと約束する。この公演が終わっても、また次の公演で。卒業しても、またどこかで会える。そんな気持ちを乗せることができる。

僕はSKE劇場でこの曲をたくさん観たのだけれど、Bメロでのメンバーコールをしながら背中から浴びるのが大好きで。推しへの想いを約束としてぶつける時間なのだ。生誕祭公演ではその日の主役へのコールに変わったり、2百数十人のそれぞれの想いを毎回感じていた。卒業公演ができなかったあの子も、この曲で送り出したかったな。

 


2位 Maxとき315号(NGT48)

シングル『君はメロディー』(AKB48)収録(2016年)
作曲:松本一也
編曲:松本一也

NGT48の最初のオリジナルソングにして"国歌"。電車の発着音を思い起こさせるような電子音の使い方が旅情を想起させてくれる。最近は2019年初頭の騒動があってからもステージを踏み続けたメンバーとその子たちを観続けていたヲタクのことを思い出す。「未来はいつも思ったよりもやさし」いし、「あなたと一緒に歩きたい」のだ。


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1位 大人列車(HKT48

シングル『Green Flash』(AKB48)収録(2015年)
作曲:外山大輔
編曲:野中“まさ”雄一

何度も何度も「電車ソングはいい曲」と言い続けてきたが、この曲が自分の中で頂点。どんどんと成長して、やがては卒業していくけれど、「大人列車 僕はまた乗れぬまま」なのだ。

2021年の宮脇咲良卒業コンサートの『大人列車』に兒玉遥さんが登場したときには、さすがに僕も大人列車に乗らなければいけないのかな、という気がした。


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まとめ

1 大人列車
2 Maxとき315号
3 約束よ
4 桜の花びらたち
5 センチメンタルトレイン
6 僕らの春夏秋冬
7 夢は逃げない
8 言い訳Maybe
9 僕の太陽
10 High school days
11 ラベンダーフィールド
12 届かなそうで届くもの
13 ごめんね、SUMMER
14 向日葵
15 奇跡の流星群
16 引っ越しました
17 僕らのユリイカ
18 家出の夜
19 遠くにいても
20 12秒
21 RUN RUN RUN
22 Dreamin’ girls
23 長い光
24 ひこうき雲
25 みどりと森の運動公園
26 JK眠り姫
27 Only today
28 夢力
29 ペダルと車輪と来た道と
30 私たちのReason
31 ポニーテールとシュシュ
32 初恋の踏切
33 抱きしめちゃいけない
34 ホワイトデーには…
35 遠距離ポスター
36 永遠より続くように
37 ドレミファ音痴
38 強がり時計
39 僕のYELL
40 バズーカ砲発射!
41 微笑みのポジティブシンキング
42 今の私じゃダメなんだ
43 チーム坂
44 想像の詩人
45 君と虹と太陽と
46 彼女になれますか?
47 太陽が坂道を昇る頃
48 今 君を想う
49 ここで一発
50 LOVE修行
51 万華鏡
52 水のないプール
53 兆し
54 初恋至上主義
55 虹の列車
56 この涙を君に捧ぐ
57 始まりの雪
58 12月のカンガルー
59 11月のアンクレット
60 君はメロディー
61 恋を語る詩人になれなくて
62 誰のことを一番 愛してる?
63 Escape
64 法定速度と優越感
65 世界はどこまで青空なのか?
66 君とどこかへ行きたい
67 Glory days
68 花火は終わらない
69 それを青春と呼ぶ日
70 チャイムはLOVE SONG
71 望遠鏡のない天文台
72 絶望の後で
73 重力シンパシー
74 ロマンスロケット
75 片想いFinally
76 涙の湘南
77 背中から抱きしめて
78 会いたかった
79 目撃者
80 Virgin love
81 渚のイメージ
82 初日
83 てもでもの涙
84 ヘビーローテーション
85 チョコの奴隷
86 初めての星
87 ナギイチ
88 高嶺の林檎
89 負け惜しみコングラチュレーション
90 ハートのベクトル
91 RESET
92 バラの儀式
93 ここがロドスだ、ここで跳べ!
94 さくらんぼを結べるか?
95 誰かの耳
96 世界の人へ
97 暗闇
98 ひまわりのない世界
99 3-2
100 根も葉もRumor

 

この100曲を選ぶという難題をもらったときに、意識したのは「素直に選ぶこと」だった。その上でやはり僕は「場」が好きなヲタクで、いかに沸けるか、観ている劇場で、コンサート会場で、配信画面の前で想いを乗せることができるかが選曲基準だなと思う。

 

その結果が、コンサートだとしたらアップテンポすぎて大変であろう今回の記事での25曲になっている(苦笑)。バリエーションも含めたら2,000曲近くあるアーカイブから100曲に絞る作業をすることで、自分のヲタ活も見えてくるんじゃないかという気がする。

 

また感染症の影響で現場の数も減りそうなので、暇を持て余したヲタクの方は一度やってみると面白いと思う。こんなニコ生のようにヲタク同士でのツッコミも併せてぜひ。

 

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50位~26位

75位~51位

100位~76位