あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

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荻野由佳さん、2021年のNGT48に連れてきてくれてありがとう。

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また半年ほど間が空いてしまった。今回は10月末に新潟で観てきたNGTのコンサートがものすごく楽しかったので新潟来訪記を残してみる。

 

バタバタしていた仕事を何とか片付けて、早朝の上越新幹線に乗り込む。割引料金の関係で初めて上越新幹線E7系)のグリーン車に乗ってみた。めちゃめちゃ快適。↓のツイートにも映り込んでいるNGTの前売りグッズを詰め込んでいる小熊倫実さんファンらしき女性もいて、なんだうれしかった。

 

 

駅から歩いて20分ほどの朱鷺メッセへ到着。入場待機列が混んでいて、もう少し落ち着くまでと待っていたら全然進まない。結局、オープニングの2曲目くらいは見逃してしまう。身分証明書確認をテーブルの上で全員確認でやろうとしていたのでこりゃ進まないなと。コロナ禍、地方都市だとオペレーションのノウハウの蓄積も難しいんだろうな。

 


(特別指定席はこんなのを書かされました)

 

そんなこんなで遅れて入場したときはどうなるかと思いましたが、ものすごく楽しめた。17列目より前が確定の特別指定席ではあったし、撮影可能タイムでトロッコのメンバーを楽しめたものの、それだけが理由ではなく。

 

 

ほとんどがNGTのオリジナル曲で構成されたセットリストには、「あの頃のNGT」も、「2019年以降のNGT」もしっかり今日の朱鷺メッセで生きているんだなと感じさせられたし、何よりこのコンサートをどのメンバーの全身で楽しんでいることを、僕らも全身で感じることができた。

 

ユニットコーナーのあとの『絶望の後で』『青春時計』『踵を鳴らせ!』『Soft serve』『心に太陽』、そして本編ラストになる『シャーベットピンク』の流れ。全員でフルサイズを披露した『シャーベットピンク』のステップに僕は震えた。『絶望の後で』はどう考えても2019年の騒動のことを思い浮かべてしまう歌詞。騒動以前の平和なNGTはもちろん楽しかった。だけれども、そこか踏ん張りつつも新しい楽しさを作ってきたシングルが出せている今がある。そんな思いをセットリストとパフォーマンスに感じた。

 

48pedia.org

 

 

夜の荻野由佳卒業コンサートは、昼と打って変わって「AKBのコンサート!」といった趣のセットリストだった。

 

途中で挿入される総選挙ヒストリー映像を観ながら、「そうか、この子はNGTの看板メンバーであると同時に、"48の子"だったんだな」と思い返す。AKBの15期仮研究生であったり、バイトAKBであったり、「あこがれてあこがれたAKBになれた」が彼女の喜びなのだろう。まさに、このコンサートのサブタイトル『私をアイドルにしてくれてありがとう』だ。

 

NGTの文脈とは遠い曲もたくさんあったけれど、昼にお腹いっぱいに"NGT"を見せてもらったのもあり、こちらはこちらで満足できた。ただ、ユニットコーナーで「後輩の魅力を見せよう」と選んだ曲が『渚のCHERRY』なのはどうなのかなと思ったり(笑)。(直後のMCで平謝りしてました)

 

48pedia.org

 

夜公演のピークはやはりアンコールの卒業セレモニー。本人が曲が始まっても驚嘆の声をマイクに入れてしまったくらいにサプライズだったらしい『私が一番言いたかったこと』は送り出す側が歌う新しい卒業ソング。古き良き意味でのとんねるずへの提供時代っぽいような仲間意識あふれる歌詞の味がまた利いていた。

 

最後には1人1人とハグしながらお別れ。ステージの上でドラフト3期生も2期生もそれぞれが本当に惜しみながらコミュニケーションしていく姿を見ながら、この28人という人数で、今の状況下にあるからこそNGTはまとまってこの朱鷺メッセのコンサートがやれたのだなあとしみじみ。最後に"西荻"が3,000人の大喝采に包まれるのを1期生が残って後ろから見守ってる姿を見て、この6年、そして特にこの2年よくみんなで走ってきたなあと心から思った。