(2018-09-15 追記・修正)睡眠不足で書いたからか、たいぶ誤字脱字・誤認しているかのような間違いがあるので修正しました。
2018.09.13.Thu.
HKT48 チームTII 「手をつなぎながら」公演
坂本愛玲菜 生誕祭
HKT48劇場に、10ヶ月ぶりに行ってきた。10ヶ月ぶりと言っても、前回は天神の西鉄ホールで、今回は千代県庁口のパピヨン24ガスホールだから、実質初めてみたいなもんだ。
↑天神や博多からは地下鉄だと乗り換えが必要でも、千代県庁口駅改札目の前にこの標識があるので迷う余地がない
東京から向かうことを前提にすると、HKTは他の48グループと比べてどうしても交通費が高くなる。県外枠で当選となればLCCを使うと往復で名古屋に新幹線で行くよりも安くなるけれど、一般枠での当選となるとLCCでもなかなかな金額になる。どうりで僕もなかなか足を伸ばしていなかったわけだ。
今回は平日の木曜日にまさにそのパターンになったので、初めて午後半休→フライト→劇場→仮眠→北九州空港から始発というルートをたどっている。今はその北九州からのスターフライヤー機内。
こんな弾丸日程でやってきたのにビンゴ順は銅メダルで最後列に座って、こういう日に限って持ってるなと。ただ、ガスホールは横に広めで段差もしっかりあって、サブステージも中央にあるので特に損な感じは受けなかった。レスももらえた(気がする)し、しっかり楽しかった。
で、生誕祭の主役のえれたんこと坂本愛玲菜ちゃん。博多どっぷりではない自分もフレッシュな3期生のイメージはまだあるけど、もう5年目。SKEのツアーで長崎に来たのに合わせて観た、博多座の裏の公演を、研究生時代に一度観ている。3年半くらい前かな。そのときは「思い詰めたようにステージをやっている小さい子がいる」という印象だった。
そこから2年ほど経った去年の夏、テレビの音楽番組で観ていた『キスは待つしかないのでしょうか?』を歌うHKTのメンバーの中に、初選抜になったえれたんがいた。昔観たときはロングだった髪をショートに変えていて、当時よりも少し力の抜けた笑顔にドキューンとやられてしまった。これは本当に自分でも意外。アイドルヲタクも初めてだいぶ経って現場派の色は強くなったかなと自覚はあるのに、今でもテレビきっかけでハマるとは。この話を握手会でえれたんに伝えたら、本人も驚いてました(笑)。
それを受けて、昨年の秋にホークスタウン解体以降の初の劇場に手つな公演を観に行って。やっぱりいいなと確信に変わって。うすーく握手会も行き始めて、今年の夏頃には覚えてもらえたかな、というところ。コミュニケーションの相性もいいみたいなので、そんな出会いへの感謝の意味も込めて、生誕祭には行きたかったのです。(生誕祭実行委員のみなさん、ありがとうございます)
そんな感じなので、これまでの4年のキャリアや、HKTコミュニティの中でのキャラクターはあんまり知らなくて。博多ヲタにえれたんの握手に行き始めたことを伝えると「真面目ですもんね!」と返ってくるし、公演でもえれたんのことをとにかく真面目すぎるくらいまっすぐだとどのメンバーも言っていた。自分にとってはきっかけがテレビでのルックスだったから、不思議な感じもある。と言っても、違和感というところまではいかない
。真面目だから推すというよりは、その心構えが見ていた姿に出ていて感じたってことなのかな。
今年の夏のえれたんは、昨年末のAKB紅白のプロデュースを担当したフジテレビ音組のきくちPが興味を持ったようで、彼が大好きなスターダストのアイドルの中に放り込まれて。スタダヲタしかいないだろう大アウェーのGIRLS' FACTORY NEXTのほうこそ胃腸炎こじらせて行けなかったけれど、そこでスタダの若手と組んでいたユニット「ガチンコ☆」(読み:ガチンコスター)で出演したTIFのステージはちょっと頑張って前のほうで観に行った。夏の酷暑の青空の下、ものっそい緊張しながら歌っていたのを覚えている。彼女にとってはそのときの経験がすごく大きかったみたいで、考えているようなメールが今でもたくさん届く。
歌もダンスも好きなのが伝わってくるパフォーマンスだと思う。でも、それと衝撃波のようなパワーのあるパフォーマンス、つまり1人で誰かの心をつかむシンガー、とはまた種類が変わってくる。自分にとってのきっかけはソロの歌ではないところだったけど、パフォーマーとしてどうしたら脱皮できるかを考えて考えてうなっているような彼女も好きになってきたなぁ。僕にも思考回路似てるところあるのかも、とか都合のよい解釈をし始めております。
…とまあ、公開のこっ恥ずかしい日記っぽくなってきたので、10ヶ月ぶりに観た手つなメンバーの感想も。
ショートカットにバッサリしてかわいいなと思っていた豊永阿紀ちゃん、去年見に行ったときにはどこか焦りのようなものがにじみ出すぎていたけれど、それも落ち着きつつ彼女の何かを狙っている感じもちゃんと出ていていい塩梅になっているなと。
ユニットはえれたんの『この胸のバーコード』を除くと、『雨のピアニスト』がよかった。下手寄りだったので、特に下手の山下エミリーちゃんが素敵。
えれたんの『この胸のバーコード』あたりから移動の疲れも忘れてようやく火が入って、雨ピやこのセトリで大好きな『ロマンスロケット』で楽しくやってきて、ああ、やっぱ身体は栄で育った人なんだなと再確認。
えれたんのパフォーマンスは、バーコードや、『Innocence』にアンコール明けの2曲とか、かっこいい曲でとっても素敵に感じましたね。そこからの『遠くにいても』の彼女の涙はちょうど正面で目撃して自分もうるっと。手つな、やっぱりいいセトリだなぁ…。
週末のSKEリクアワでも聴けそうな曲に身体を慣らしつつ、博多ならではの少し肩の力の抜けつつときどきハッとさせられるパフォーマンスの面白さを感じた公演だった。