2014年サッカーW杯日本代表選手大予想。
さて、ブラジルW杯の日本代表メンバーの発表が迫ってまいりました。
わたくしなりに予想してみようと思います。といっても、大方は固いので、ズレるのは最後のところだけだと思うんですけれどね。
まず、固いのはレギュラーと思われるこのメンバー。
GK:川島永嗣
トップ下:本田圭佑
ここは確定でしょう。
吉田・内田・長谷部の3人はケガで最近の試合に出場しておらずコンディションに不安も抱えていますが、プレーできるレベルであれば、これまでのザックの信頼度的に呼ぶでしょう。
そして、それに準ずる以下のメンバーもほぼ確定。
GK:西川周作
最近の試合では上で述べたレギュラーメンバーに代わってスタメン出場したり、コンスタントに呼ばれつつ試合に出場しているメンバーです。
これで16人です。
さらに、サブメンバーとして定着している下記のメンバーも入るでしょう。
GK:権田修一
2010年では「ベテラン枠」として川口能活(FC岐阜)が第3GKに選ばれましたが、今回はそこにあえて楢崎正剛(名古屋グランパス)や川口を呼ぶ必要もないでしょう。なので定着している権田修一(FC東京)が第3GK。サイドバックも酒井宏樹(ハノーファー:ドイツ)・酒井高徳(シュツットガルト:ドイツ)の2人は長友・内田に代わってほぼ準レギュラーとして出場しているので固いのではないでしょうか(個人的には駒野友一(ジュビロ磐田)も捨てがたい)。
これで19人。あと4人。
残るは、センターバックの控えをもう1人、ボランチの控えをもう1人、攻撃的MFもしくはFWを2人といったところでしょうか。
センターバックを選ぶポイントとしては、3-4-3へのこだわりを捨てないザックを見ても「3バックのサイドバックを兼ねられる」がポイントでしょう。その点において、これまで選ばれてきた伊野波雅彦(ジュビロ磐田)がザックの信頼という意味においてはあるのかもしれません。その一方で、4月の候補合宿メンバーを見ると水本裕貴(サンフレッチェ広島)、槙野智章(浦和レッズ)、塩谷司(サンフレッチェ広島)、鈴木大輔(柏レイソル)など、このタイプを多く選んでいるので、もしかしたら決め兼ねているのかもしれません。
Jリーグですごく調子のいい塩谷を挙げる人も多いのですが、うーん、難しい…。
予想という意味では、手堅く伊野波にしておきます。ザックも手堅いですからね。田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)という声もありますが、ザックジャパンの高いコンパクトなラインというコンセプトには合わない(吉田ですらスピードが危ういのに)中で選ぶことはないんじゃないかと思っています。
次に、ボランチ。
ボランチはゲームメイクタイプの遠藤と、走り回るタイプの長谷部と山口をすでに選んでいます。バランスを考えれば、同じくゲームメイクタイプでJリーグでは屈指の青山敏弘(サンフレッチェ広島)が最近の代表のメンバーにも定着しているので妥当かなという気もします。もう1人最近の代表に定着しているのが細貝萌(ヘルタ・ベルリン:ドイツ)。ドイツでも評価の高い潰し屋の選手ですし、サイドバックとしても計算できます(ただし、ザックジャパンではこのポジションで出場していない)。
この2人の加えて若手の柴崎岳(鹿島アントラーズ)や、昨年前半まではよく選出されていてセンターバックもこなせる高橋秀人(FC東京)という選択肢もありますが、個人的には中村憲剛(川崎フロンターレ)のサプライズ選出があるんじゃないかなと思っています。もうしばらく日本代表には呼ばれなくなってしまいましたが、香川との相性のよさや、トップ下もできるユーティリティ(実はザックはボランチでほとんど使いません)、またメンタリティも強くリーダーシップがあります。控え選手たちに刺激を与え続けられる選手でもあります。
というわけで。
残るは前線2人。
現在選んでいる前方の選手は、トップ下が本田、サイドハーフが香川・岡崎・清武、センターフォワードが柿谷・大迫です。
トップ下の控えに関しては、本田がいない場合の現在のファーストチョイスはおそらく香川ですし、清武や自分が選んでみた中村憲剛もプレーできるので、おそらく特定の選手としては選ばないのではないかなと思っています。
そしてサイドハーフ。
ここでのポイントは、走力があって攻守がしっかりできる選手。日本代表の守備戦術ではこのポジションが非常に鍵を握ります。ボールを奪われたあと、すぐにボールホルダーにプレスがかけられるか。サイドバックの前の位置まで戻ってブロックをしっかり形成できるかどうか。ボールを奪った後、最前線まで走り抜けられるか。この点に関しては香川が弱いのもありますし、しっかりできる選手を選ぶのではないかと考えています。
その条件に合いそうな候補選手は、工藤壮人、齋藤学あたりでしょうか。原口元気や南野拓実もいますが、攻撃面では魅力的でありながらもレギュラーとのコンビネーションや戦術とのマッチングが未知数ですし、何よりスプリントを繰り返すような選手ではありません。より計算できるのはザックの下でのプレー経験のある工藤と齋藤でしょう。この2人を仮候補にしておきます。
センターフォワードは柿谷と大迫ともう2人選んでいます。とすると、スタメンの代役として考えるよりも、「途中出場しての特殊な役割が果たせる選手」として選出するのが妥当かなと思います。
「パワープレー・セットプレー要員」として考えるなら、体格の大きい豊田陽平(サガン鳥栖)やハーフナー・マイク(フィテッセ:オランダ)がいます。ハーフナーはここしばらく代表に呼ばれていないので豊田の方が可能性は高そうな気がしますね。
「得点をきっちり取ってくれる」と考えるなら、数シーズン安定して得点王争いに絡んでいる佐藤寿人(サンフレッチェ広島)はもちろん挙がりますし、候補合宿に選ばれた川又堅碁(アルビレックス新潟)も候補です。そして、昨年の得点王・大久保嘉人(川崎フロンターレ)も入ってきます。もちろん前述の豊田もそうです。
最前線の候補をいろいろと巡らせてきましたが、やはりセンターフォワードは頭数が多いのでこれ以上そのポジション専任の選手は増やさないのではないかなと思えてきました。本田や岡崎がセンターフォワードに入る機会も今までにありましたからね。
なので、他の選手にないスピードドリブラーという特徴を持った齋藤と、岡崎的に守備もこなしつつサイドから得点もでき、センターフォワードとしてもプレーできる工藤を予想してみたいと思います。
これで、23人になりました。
改めて整理して書いてみます。ついでに背番号の予想もしてみますね。
●GK
1:川島永嗣(スタンダール・リエージュ:ベルギー)
●DF
●MF
10:香川真司(マンチェスター・ユナイテッド:イングランド)
●FW
堅いな。堅いなー(笑)。
まあ、それだけガチということで。
おまけとして予備登録の予想メンバーも書いてみます。
●GK
●DF
●MF
●FW
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