あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

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ほろ酔いごきげんな姿が見れてよし。 - 2019.07.22. 仁義なき伊藤会

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先日の越谷レイクタウンでの五輪イベントに続いて、今日も松村香織さんのイベント観覧。

 

LinQ出身で東京女子プロレスで活躍している伊藤麻希さんの生誕祭トークショーにゲスト出演していました。あんまり詳細レポートを書いてもしょうがない気がするので、箇条書きで置いときます(笑)。

 

・24歳を迎えてなお男性経験が少ない伊藤さん 

モエシャンの差し入れ希望が入るも自分の分へのは安いのに替えさせて伊藤さんへのAmazon券プレゼントを買ってこいと指示する松村さん

・そんな伊藤さんにマッチングアプリを奨める松村さん

グループ内異端メンバーとしての伊藤さんの憧れだった松村さん

LinQでの伊藤さんと48グループでの松村さんの共通点と違い

・いま話題の芸能事務所の話題

・プロレスラーとして世界に飛び出したい伊藤さん

・生誕セレモニー

 

と言った感じ。(もちろんもっといろいろありますよw)

 

LinQ時代から、伊藤さんが松村さんに憧れていたのは知っていたので、念願の共演が叶ってよかったなって思います。二人とも推していたヲタクも知り合いにいますしね。

 

主役の伊藤さんはもちろんうれしそうでしたし、松村さんはシャンパンを飲みすぎたのか後半ろれつが回ってなくて面白かったです(笑)。

 

もちろん、なんかやりがいみたいなものを達成するのもいいですけど、数少ない憧れられてた子に呼ばれてうれしそうに呑んでるのを見るだけもいいもんですね。

 

 

 

 

 

 

いつのまにか、しゃべってるのすごい。 - 『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』

 この週末から新海誠監督の新作『天気の子』が公開されたので、それをAKB劇場に近い上ののTOHOシネマズで観ようかと上映時間を調べていたら、乃木坂の新作ドキュメンタリー映画が上映が終わりそうだと気づき、急遽予定変更です。

 

シアターに入ると、若い20代前半くらいの男子、それと同じ年くらいの女子、カップルもいました。大きくないシアターではありましたが、そんな客層でいっぱいで、残り2割程度になる僕らおじさんはちょっとだけ肩身が狭い。乃木坂の現場によく行っていた2014年あたりはまだそこまで当時のAKBと客層が違うってことはありませんでしたが、最近はたまに乃木坂の現場に行くときにビクッとしますね(笑)。

 

感想を先に書くと、けっこう面白く観ることができました。

 

 

 

<<<ここから先はネタバレも込みなのでお気をつけて>>>

 

 

 

 

 

 

 

 

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僕も映画に詳しいわけではないですけれど、AKBのドキュメンタリー映画は観てきているので、ヲタクが観るとどういう感想が出るかはわかってきます。

 

「この現場がない」  
「このメンバーがピックアップされていない」

というのがどうしても出てきます。

 

その意味では、4年前の前作から、またはこの1年のできごとのまとめにはしない構成にしていたのは潔いなと思いました。冒頭が監督の岩下力さんの葛藤から始まり、常にキャプションも監督の視点であるのも割り切りです。天の視点ではなくて、あくまで監督が乃木坂のメンバーのそばにいてみて感じたこと、という点は印象は悪くなかったです。

 

なので、乃木坂の現場からは少し足を離している自分としては、網羅的にしようとしていなかった(実際には、1年のメインエポックはなぞっていはいたんですけどね、導入部分の構成によってその要素は薄まっているように感じます)ことでのストレスはなかったです。たぶん、思い入れがもっとすごかったら、出番以外の面でも、「もっと意味のある映画かと思っていた!」となってたんじゃないかと思います。その点でいまこの映画をファンが観る"意味"というのは薄いかもしれませんね。

 

(ひと通りこの記事を書いてからレビューを読んでみると、感想が上記の通りで興味深かったですね…

 

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46のレビュー・感想・評価 - 映画.com

 

 

ただ、そうした中で、焦点は絞ってくれたのはよかったとは思います。いまある程度の高みに来ている乃木坂を総体的に映しながら意味のあるドキュメンタリー映画にするのはとても難しい。監督も冒頭の葛藤キャプションで語っていましたしね(ずるい)。

 

西野七瀬さんの卒業を起点に、慕ってくれている後輩の与田祐希さん、同期の高山一実さん、キャプテンの桜井玲香さんらの視点、そして監督が興味を持った"複雑系"の齋藤飛鳥さんへのフォーカス。ここに絞ったことで、ピックアップされたメンバーとの信頼関係を監督が築いていったのがよく伝わってきたので、言葉や表情を引き出した岩下監督、すごいなと感じさせられてしまいました。

 

メンバーに映画の撮れ高をわざわざ心配してもらいながら、パッキリした言葉ではなく、その場で頭を巡らせて迷いながらもその迷ったまま吐き出した言葉を映像に収めたのは、聞き手としての信頼の証でしょう。

 

「アイドルをよく知らなかった監督」の視点として、3年前にNMB48ドキュメンタリー映画がありましたが、あれはどちらかというと、握手会であったり、大阪の街を背景にさせたりであったり、現在の大人数アイドルグループのプラットフォーム"説明"しようとしていました。

 

今回は、あくまで人……というとNMBや他のドキュメンタリーが人にフォーカスしていないように思われそうです。結局どれも人がやることなので、「人がやった事実」を追うのではなくて、「その人のその時の気持ち、考え」に深く沈もうとしていたのが今回の乃木坂の映画なのだと思います。

 

同じできごとのフォーカスでも、レコード大賞を獲ったシンクロニシティ』のダンス指導のシーン、円陣のシーンで、振り付けのSeishiroさんが技術面以上に気持ち面にフォーカスしたコーチングをしていたことをピックアップしていたのが印象的でした。

 

その受賞したシーンの放送↓


【乃木坂】シンクロニシティ レコード大賞

 

そうした面から、「乃木坂ってどんなグループ?」というのが浮き上がる……いや、浮き彫りにはならないんですが、なんとなくわかるような気がします。「気がします」くらいが、僕にとっては乃木坂っぽいようにも思いますね。

 

というような感想なので、予習せずに観に行ったあとに、映画の公式サイトをのぞきにいったら、「自分探しの旅に出る」と出ていて、なんだか感想とのギャップがあってびっくりしました。

 

それぞれに卒業についてや将来のことを聞いているシーンが多いので、それぞれのメンバーなりに自分自身について悩んでいたり考えているインタビューは多いのですが、それを「自分探し」的なフレーズに落とし込まれるのはなんだかな、という気持ちです。「自分探し」というともう少しフラフラとしたモラトリアム的なイメージがありますが、あくまでも乃木坂のステージに向き合っている姿に寄り添っていたら、漏れてきた言葉が映っているのだと思います。

 

そんなギャップに面食らいながら、パンフレットを読んでおりました。たとえばアンダーのアピールページは選抜メンバーのシーンを観に来た人の興味を広げる上で、大事なんですけど、それならば映画の中で触れてほしかったです。改めて、アイドルグループのドキュメンタリー映画の難しさってこんなところにもあるんだなと感じました…。

 

 

最後に。

 

与田祐希さん、もとからルックスが気になってたんですが、内面も少し知って、またさらに気になってきましたね…! どう追って行こうかしら。。

 

 

 

 

 

本店D3推し以外のみなさまも、ぜひご査収ください。 - 2019.07.21(昼) AKB48研究生『パジャマドライブ』公演

2週間ほど前に観に行ったパジャドラ公演では、今のAKB研究生はいつ昇格してもいい充実っぷりをしてると感じていました。

 

そのときには、しばらくはこの子たちを観なくてもよくて、遠くはないであろう千秋楽のときに取っておこう……なんて思ってたんですが、土日で予定が空いていれば投げたくなるのが劇場公演大好き勢の性というものです。

 

立ち見か、座れても上手の柱の外が多かったのですが、この日は7順でギリギリで3列目の中央上手端の席が空いていたので着席。今までそこまで見られなかったユニット曲や歌唱メンバーの表情がとてもよく見えました。

 

振りコピしていると好奇心のあるメンバーは気づいて視線もいただけますしね。今日はいつもに増して楽しくアイコンタクト取ってくれるメンバーが多かったような気がしました。

 


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アンケートはこんな感じですが、非常に悩みましたね。だってどの子も充実してるんですもの!

 

パフォーマンスは前回感じたように、それぞれのメンバーがこの『パジャマドライブ』のセットリストでの自分の表現をものしていていて、それに自信が出ている子も多いんです。

 

今日はようやく近くで観られた『純情主義』のセンターで腕から腰にかけてのラインのキメ方がカッコよかった大竹ひとみさんをベストパフォーマンスに1票。

 

最後の『白いシャツ』でも楽しく観てたら(楽しいね☆)と言いそうなウインクをいただいちゃいました。デビュー直後はよくも悪くも肩肘張ったステージだったところから、力を抜くのも覚えて、いまはとてもいい塩梅なんじゃないかと思います。

 

お見送りでも「純情主義かっこよかったよ!」って伝えたら喜んでくれました。

 

ベストMCは本田そらさんの楽屋でのモノマネがウケてうれしそうに繰り返していた古川夏凪さん。

 

そして、MVPはトークで岡田梨奈さん。

 

上述の古川夏凪さんとのトークでのツッコミやフォロー、他のトークでの場面展開でのフレーズの挟み込み方など、僕が観るパジャドラ公演では、研究生は「岡田梨奈のチーム」だと思うくらいに彼女の配慮が行き届いているように感じます。表現への力強さもものすごく増しましたし、それを磨くストイックさと、特に年少メンバーへのやさしさも感じたりします。

 

アンケートには書ききれてないですけれど、初期のホッピングジャンプからアイドルらしいダンスを回ってからの今また客席と遊んでくれる小林蘭さん、強めの表現のときに前を見つめる瞳がとても力強い吉橋柚花さん(実はいま、チケセンの推し登録は彼女です)、16期公演時代から比べるとすっかり別人のダンスをしている本間麻衣さん…などなど!

 


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いま本当に、AKBの研究生公演は充実してると思うんです。

 

月に2度も公演に当たってしまうのも、うれしいことではあるですけど、それでいいと思えるのは「まだまだこの子たちを観続けたい」と思うときであって、今は「もったいないので投げてない人に見てほしい」になるのですよ。

 

関東在住の姉妹グループ推しで、最近はAKB劇場に入ってないっていう方、もしいらしたら、今のこの子たちぜひおすすめですぜ。

 

team B 3rd stage パジャマドライブ ~studio recordings コレクション~

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あと1年、その渦の中にいる驚き。 - 2019.07.20. 埼玉県・五輪開催1年前イベント

あれからもう、2ヶ月半も経つんですね。

 

110kin.hatenablog.com

 

油断してチケット取りそこねたり、他の現場が重なったり、仕事が重なったりしていけなかったのもあったりで、気づいたら2ヶ月半経ってました。SKEでの最後の推しごとにはじゃっかんアクセル踏み込みすぎていたところはあるので、いい休憩だったようには思います。

 

という、リフレッシュ期間を経ての、松村香織さんの地元埼玉県でのイベント観覧へ参りました。会場は越谷のイオンレイクタウン。イベント参加としては去年発売した惣田紗莉渚さんの写真集のイベント以来ですね。とは言っても、実家から車を少し飛ばせば来れる距離で、我が家族の生活圏内。いつもの感じです。

 

 

蒸し暑いなか、汗を吹きながら武蔵野線越谷レイクタウン駅を降りて、イオンに向かう入り口で今日のイベントのビラをもらいました。

 

 

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体操の内村航平選手や、サッカーの西野朗監督と並んでいるかおたん。応援団長を務める和光市が射撃種目の会場になっているご縁で呼ばれたようで。"筋肉アイドル"の才木玲佳さんといっしょにタレントとしての役割を任されていたようです。トークショーの前には、イオンの各地で開催されていたオリンピック種目体験ブースのレポートをしていました。テレビ埼玉の取材だったようなので、近いうちにテレ玉で放送されるでしょう。

 

↓イベント概要ページ

www.saitama2020.com

 

15時にはレイクタウンの一番奥の木の広場でセレモニー&トークショー。1階の座席と立ち見は人がいっぱいで、自分のいた2階もいっぱい。いちおうコンデジは持っていったものの、あんまりいい写真は撮れませんでした。

 

 

トークショーも内村さんや西野さんとの絡みとかあるのかなと思いきや、プログラムに載ってない森喜朗東京オリンピックパラリンピック実行委員長がセンターの大演説のおかげで、ゲストの登場の際にはほぼ時間がなくなってしまっているという(笑)。

 

さすがに客の僕も気づけるはずもなかったんだけど、そういえば才木玲佳さんは取材のときの衣装からドレスに着替えていたんですよね。かおたんはそのままでしたけど、客席の最前には各大使館のスポーツ担当のような方も来ていたので、オリンピック関連の仕事をするときは、こういったTPO用の衣装も必要なんだろうとかぼんやり考えていました。そういう部分も自分で考えなきゃいけないフリーってやっぱり大変ですね。

 

とまあ、長いセレモニーの中でそんなことを考えてたわけですけど、以前から射撃関連の仕事を和光市でもしてきたなかで、改めてこれだけのゲストが集まることにオリンピックも近いんだなと思ったし、その並びにかおたんがいるのもなんだか不思議です。

 

こんな不思議な景色のなか、僕らのような"おまいつ"には柔らかい笑顔で手を振ってくれたかおたんの対応はありがたいもんです。

 

駅前で呑んでから乗った武蔵野線、普段よりちょっとだけ心地よかった気がしました。

 

 

ameblo.jp

 

 

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冷たい夏と熱い箱。 - STU48 X SKE48 @ OTODAMA

前日までの旅と多摩川クラシコの敗戦の疲れを抱えながら、この日は京成線~浅草線京急線の長い鈍行列車の旅に乗ります。浅草線京急線は、分岐先以外はほぼ全線に乗っていたことになるので、1時間45分ほどになります。東京から名古屋まで行けちゃうな。

 

終点の三崎口の1つ手前の三浦海岸駅で降りて、歩いて10分かからないくらいの距離に海岸が見えました。

 

が、なんだかグレーな海岸です。海の家もガラガラで、OTODAMAに来た客以外はほぼいません。海の日スペシャルなはずのイベントも、海の日感なし。そういえば前夜に「OTODAMAに来るならシャワーやクロークが使えるうちとセットにできる『みうら海水浴きっぷ』を使うといいよ!」とそのうちの1つからTwitterに宣伝のリプライが来てました。きっとそうやって客呼ばないとやばい冷夏ってことなんでしょう。

 

とりあえず写真撮っておきました。疲れがやや抜けてません。


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番号は全体で1500くらいのうち、200番台の前半くらい。前方らしい前方ではないものの、下手に回り込んで5列目くらいのポジション取り。


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たまたま女性が前方に多く、あまり高くはないステージで割りと見えやすいところだったと思います。(こちらは前説のお姉さんの撮可タイム)

 

 

まず出てきたのがSTU48

 

M01 夢力
M02 NEW SHIP
M03 僕の太陽
M04 ペダルと車輪と来た道と

MC

M05 非全力
M06 片想いの入り口
M07 誰かがいつか好きだと言ってくれる日まで
M08 僕たちはシンドバッドだ

MC

M09 ポニーテールとシュシュ
M10 真夏のSounds good !
M11 ごめんね、SUMMER

MC

M12 暗闇
M13 風を待つ

MC

M14 大好きな人
M15 出航

SKE48まとめろぐっ! : SKE48 X STU48「OTODAMA SEA STUDIO 2019」7.15 セットリストまとめ!

 

去年何度か見ていたコンサートや陸上公演のセットリストに近い感じ。今度リリースになる3rdシングルの表題曲も初めて見れましたし、48グループ全体をゆるく見てる人としては「ポニシュ」「真夏のSG」そして「ごめサマ」を観れると48の夏フェスの時期が始まったなという感じ。そろそろSTUもストックがたまってきたのでもしかしたらやらないかもしれないと思いましたが、そんなことなかったですね。海がコンセプトのグループの割りには、瀬戸内の凪のイメージ寄りが多くて、「夏のさわやかソング」って実は押し出してなかったりします。

 

中盤曲での1stシングルのカップリングユニットをここに並べるのはびっくりしましたけれど、深刻だったり真剣だったりといった表情表現へのコミットが深くなったメンバーの姿が見られてすごく興味深かったです。中村舞ちゃんの真剣な表情がとても印象的でした。そんななかでも視線を振りまく石田千穂ちゃんの恐ろしさもまぶされてきました。

 

そして、数分のインターバルが空いてSKE48のパート。

 

M01 パレオはエメラルド
M02 誰かの耳
M03 キミが思っているより…
M04 意外にマンゴー

MC

M05 ホライズン
M06 彼女がいる
M07 反射的スルー
M08 オレトク

MC

M09 片想いFinally
M10 消せない炎
M11 奇跡の流星群

MC

M12 FRUSTRATION
M13 君のことが好きだから

MC

M14 アイシテラブル!

SKE48まとめろぐっ! : SKE48 X STU48「OTODAMA SEA STUDIO 2019」7.15 セットリストまとめ!

 

 まず思ったのが、コールがでかい(笑)。

 

スピーカーのそばだったので、普通そこまでわからないもんですが、もう身体でビートを感じてましたね。たぶん、STU推しにはSKE推しの人も多いだろうから、STUパートのときよりも乗りやすい人が多くてコールの声量の差にもなったのだろうと思います。

 

セットリストはチームカップリング曲を選抜メンバーで並べてくるというレアなものになりました。"対バン"にぶつけたというよりは、「今日だけのレアなライブを観に来てね」といった狙い。『消せない炎』の須田亜香里さんがちょうど僕のいた下手だったので珍しいなと思って凝視していたら、横目で(そんな私をしっかり見なさいね)と言ったレス(?)をもらったような気がします。

 

STUを見た後にSKEを見てみて、お互いのパフォーマンスの違いがわかったりして面白かったですね。STUメンバーのレスの配り方は割りと個別に配分していくんですけど、SKEはあまり個別のフォーカスはせずに、たとえば上手や下手に回り込める今回の客席の場合でも、横はそんな意識しません。あくまでも全体の熱量は前方へストレートに届けていきます。そんな文化の違いを鍛え上げられたももやふくらはぎを観ながら感じていました。

 

それぞれを好きな人がそれぞれのグループに盛り上がった今回の客席だったとは思うんですけど、せっかく「SKE48 "X" STU48」と銘打ったのにステージ上では絡みがいっさいなかったのはさみしかったですね。他のお客さんはどうか知りませんが、少なくとも僕はそこに期待してチケットを買っていましたから。

 

STUはそのあとに夜の東京での公演を控えていたので、後半は三浦にいれない事情はわかります。だとするなら、それぞれ10曲ずつくらいに減らしてくれてもいいので、STUからSKEにバトンタッチする際に1曲でも2曲でも共演する機会を作ろうとする発想はあってもよかったのではないでしょうか。

 

拡張していって個別が独自の動きをしていっているなかで、久しぶりにコラボレーションのあるステージをしっかり観ておきたかったです。それぞれが独自に活動を進めていく中では、合同のリハーサルをとる暇もなかった、という話になったのであれば、それはそれでさみしいなと思うのです。

 

…とまあ、そんな勝手な客の愚痴めいたことも思いながら会場の外に出てみると、寒い。あんなに建物の中では汗をかいていたのに! それくらいに熱かったライブだったってことなんでしょうね。

 

チケットを取ってみたものの、予想していたお目当てが出ないことになった夏フェスも行こうか迷っていたところはありましたが、やっぱり野外の対バンは楽しいところはありますね。今年も行こうと思います。やっぱ夏はポニシュだな! ごめサマだな!

 

そんな気にはなった三浦海岸の寒い夏でした。

 

 

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旅の疲れと失意の疲れ。 - 2019.07.14. J1第19節 FC東京 vs 川崎フロンターレ

前日の鳥栖戦を観て駅前で軽く呑んだあと、宿は久留米へ。鳥栖からJR久留米への電車が遅れて、西鉄久留米駅前行きの終バスに乗れずタクシーになったのが痛い出費でした。

 

110kin.hatenablog.com

 

宿はイルファーロ久留米という、西鉄久留米駅前の1階がカフェバーになっている店の安宿。宿の受付もバーの中なので一瞬迷いました。

 

綺麗で広めのベッドにデスクがついて、壁でしっかり区切られていて、扉がアコーディオンカーテンなので完全断音ではないんですが、宿泊が3,000円代なのでこれはだいぶコスパがいい。

 

福岡市内から遠いといえば遠い。けれど天神から1本なので、「都内が混んでいるときに川崎か横浜に泊まる」くらいのノリであればありかなと。この週は山笠の週だったので消去法的に久留米にしたのだけれど、今後もありかも。

 

ilfaro.co.jp

 

チェックアウトギリギリの11時に宿を出て、駅から少し歩いてラーメン屋へ。せっかくなので、つまみも美味そうな店を探して入ってみた。

 

以前、天神の大砲ラーメンは食べたことがあったのだけれど、久留米で久留米ラーメンを食べるのは初めて。店に入った瞬間から豚骨の匂いがすごくて、つまみで頼んだホルモンも臭みが抜けてない。そしてそれがいい。瓶ビールが進む。

 

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そしてラーメンとご対面。香りはこの時点でもはや慣れているので、滑らかに口の中に運べます。そして飲んでみて驚きました。臭い的にはぎとぎとなイメージでも、飲んでみるとそんなにくどくない。粘度は低い。

 

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久留米ラーメンは、博多をはじめ九州豚骨ラーメンの源流と言われているらしいです。初期の豚骨ラーメンってこんな感じだったのかな、と勝手に思いを巡らせてみました。(久留米ラーメンもいろいろあるみたいです)

 

tabelog.com

 

 

久留米から天神経由で福岡空港へ、そして羽田から味の素スタジアムまで直行。この時点で疲れに少し気づく。

 

しかし雨も少し落ち着いてきていたので、今日は勝って川崎の息の根を止めるぞと意気込みます。

 

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東京は前節までと同じメンバーなのに対して、川崎はだいぶ入れ替えてきました。

 

まずサイドバックの左右を入れ替えて、左に車屋紳太郎、右に登里享平。中盤は故障の大島僚太に替わって守田英正ではなく左利きの下田北斗。2列目は全入れ替えで右から阿部浩之中村憲剛齋藤学が。前節の鳥栖戦を予習したときに、先発だった左サイドの長谷川竜也と登里のコンビはお互い内にも外にも抜けたり受けられるいい呼吸だと思っていただけに、それが替わってびっくりしました。逆に、右サイドの先発だった家長昭博は中央でフラフラしていると東京の網にひっかけやすいだろうと思っていたのと、より受けてからのドリブル突破が強い齋藤が幅を取る役目にされると厄介だなとは感じました。

 

鬼木監督に変わってから、守備組織はもともとしっかりしている川崎ですけど、この日はとにかくボールを失ったあとの動きが鬼のように速い、強い。最前線の小林は前から追いかけるし、プレスバックも終盤まで走る。中盤の4人もそのラインを超えられて速攻になりそうなチャンスも、多少後ろからになろうともアタックしてファウルになってもいいから止めようとする。仮にそこを抜けてパスを出されても、4人のDFが絶対に負けない。そんな強い意志を感じます。

 

これによって、東京は昨年から今年にかけて磨いてきた2トップの走力を活かしたカウンターを発動できません。永井やディエゴが受けるスペースへのコースは消され、仮に楔を入れても潰されてしまいます。もともとボール運びがうまいのもあってプレスは無効化されて押し込まれてショートカウンターはできず、低い位置で奪ってもロングカウンターも発動できない。この試合、永井やディエゴがDFを置いてゴールに向かってボールを受けられたシーンはほとんどなかったんじゃないでしょうか。

 

川崎はボールを奪われても上記の無限回収に持ち込めるので、あとはどう攻めるか。さすがだと思ったのは、東京が中を締める守備なのに、まずは必ず中央にいる小林を狙っていたこと。その後ろの中村憲剛も同じく一番狭いバイタルでの間受けを狙っています。「スペースがなくても、相手を外すのは一瞬で目が合えばいい」。そう言ったのは前監督の風間八宏さんでしたが、そのイズムがまだほんのり残っていることの証でした。

 

後半に決めた2点目は、まさに今日の狙いであろう部分が出ていた流れ。ボールを奪われてもすぐに回収してから、まず小林へのくさびをすぐ入れる。それを2列目が受けて、相手が近くにいようとも"間"を外してパスを出して受ける。その連続でのゴールでした。見事。もう小林への楔が決まるか決まらないかの瞬間に頭を抱えながらそれを見届けるしかありませんでした…。

 

東京サイドとして見ると、やはり「久保建英がいたら」と思ってしまうのもしょうがない展開でした。昨年まで定着していなかった久保が出ることで大きかったことは、「奪ったあとのワンクッション」があったこと。奪ってからいきなり2トップではなくて、久保がまず1人かわすことによって2トップが前を向けるタイミングを作れる。これは遅攻のときでもそれができました。この試合の川崎ほど徹底してボールを奪い返されると、為すすべがなかったのが実際でした。

 

後半の不思議な時間帯に不可解な交代をした高萩洋次郎ですが、実はここをなんとかしようとしていたんじゃないかなと。後半はFWに近い高い位置で受けようとしたり、かと思えばCBの間に下りて受けてみたりと、なんでもやろうとしすぎていたのかなと。それに長谷川監督はリスクを感じたのか、代わった大森晃太郎はサイドで幅を取る役目をしていました。先日、ヴィッセル神戸から三田啓貴を獲りましたが、中盤の選択肢の1つになればいいなと思います…。

 

前向きな材料としては、スタンドでは2失点目から旅の疲れも相まってがっくりきて、帰り道も失意で鈍行で帰ってきたのですが、いま改めてDAZNで観てみると、選手たちは最後まで走っているなと。この魂には見ていて救われました。

 

今やっているサッカーはどうしても夏にしんどくなり失速の原因になりやすいですが、久保がいなかろうといい塩梅を見つけつつ、この"魂"だけは変わらずに最後まで走り続けている姿を観ていきたいと強く思います。

 

 

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ありが鳥栖。 - 2019.07.13. J1第19節 サガン鳥栖 vs サンフレッチェ広島

前回のブログに書いたように、HKTの劇場公演に行くのを検討し始めたことをTwitterに書いたら、フォロワーさんから鳥栖の試合が回せることを教えてもらいまして。ちょうど福岡市内も宿がないので、鳥栖か久留米あたりに宿取ればいいやと決行です。

 

サッカーでの九州遠征はしたことがなかったので、何かもかも新鮮。胸高まらせて博多駅でJR鹿児島線を待ちます。

 

と、久しぶりにJR博多駅のホームで電車を待っていたら、めっちゃ豚骨ラーメンの香りが! 名古屋駅きしめん以上にご当地感ありますね。今度タイミング合えば“立ちとんこつ”してみようかな。

 

ameblo.jp

 

 

快速で25分ほどで鳥栖駅に到着! 首都圏だと東京から横浜くらいの感覚でしょうか。

 

駅に着いてさっそく観える駅前不動産スタジアム! すかし、鳥栖駅が貨物駅時代の古い構造のままなので、スタジアムまでは意外と歩きます。下り電車のホームからぐるーっと旋回して駅のロータリー側の出口へ。

 

広場ではサポーターのみなさんがスタグル食べたり、FIFAのブースでゲームして遊んだり。雨上がりの芝生の上で思い思い過ごしてました。

 

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この日はソフトバンクホークスとのコラボユニフォーム配布日で、並んで受け取ってこんな写真ブースもありました。

 

 

そしていよいよスタジアムへ。ユニフォーム配布日なのもあってか、バックスタンドの自由席はほぼ満席。キックオフ1時間前で自分1人分でも、確保するのになかなかスタンドを探し回りました。

 

ようやく着席したら、なんとこの席。

 

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昼間は柱のない劇場だったのに、まさかの柱に司会を遮られるという。しかしそれ以外は3階席でもだいぶ見やすい席だったので、不満感自体はあんまりなかったです。

 

 

 

で、肝心の試合。

 

鳥栖はソリッドな4-4-2。守備時はコンパクトに絞った4-4ブロックに、2トップもしっかりプレスバックしてくる形。攻撃では左がクエンカ、右が安傭佑のリブルで仕掛けられるタイプに、2トップの金崎とトーレスがシュートを狙う形。シンプルに強いです。降格圏に沈んでるメンツじゃありません。途中交代した監督の金明輝さんの積極的なコーチングもスタンドから観えて、積極的な判断基準の指し示しがある程度の立て直しに効いているんだろうなと感じました。

 

ただしこの日は、広島の5バックがここにしっかり蓋をしてきました。前節川崎と引き分けた試合もよく研究して対策していたのでしょう。安傭佑は広島の左サイドの柏がまずしっかり対応する形にあまり仕事をさせてもらえませんでした。逆サイドのクエンカも縦の突破を封じられていて、彼はサイドバックボランチのとポジションを入れ替えたり、試行錯誤しながらチャンスを作ろうとしていました。

 

広島側の攻撃は、2シャドーが相手のボランチの脇のハーフスペースでボールを受けようとするセンスはいいんですが(特に森島司)、鳥栖の狭いブロックではそこでボールを受けてもそこからの効果的な展開は難しく、はたき直す展開が多くてチャンスはあまり多くはありませんでした。

 

 

お互いに攻めあぐねる中で、後半はよりオープンな展開が増えてきました。広島は2シャドーが「間受け」に加えて、その奥のニアゾーンと呼ばれるところへの飛び出しをする機会が増えました。ここに飛び出していく選手に呼応して、逆サイドのシャドーやボランチが絡むようになって、崩しが増えてきたように感じます。セットプレーのポジティブトラジションでも、サイドが違っても縦に一気に柏が駆け上がってクロスやシュートまで行くシーンも増えました。それは鳥栖もしかりで。

 

そして、オープンな展開の中でフリーキックから広島が先制。あのゴールは、ちょうどオフサイドラインのあたりから見てましたが、オフサイドだったように思います。あとでリプレイを見てもそう。フリーキックオフサイド判定って、DFラインでの駆け引きとボールを同時に視野に収めないといけないので難しい場面ではあるんですが、ここは見ないと行けないシーンだったように思います。

 

張り詰めた試合の中で切れた緊張感があったのか、それまで積極的にタックルに行けていた鳥栖の守備陣が、広島のハイネルの仕掛けにアプローチしきれず、切り込まれて追加点。

 

鳥栖はトップを入れ替えてロングフィードも当てて行きますが効果的な手にはならず、そのまま試合終了。先週チャンピオンチームといい試合をしていたチームが、今週は手を打たれて、そして一瞬の失点で集中が崩れて負けてしまう。サッカーって難しいと改めて感じた試合でしたね。

 

今年は東京のサッカーで見慣れてるからか、4-4-2でガッツリ守るチームが好印象な気がしてます。攻撃の整理に関しては、東京よりももしかしたらされているかもしれません。降格はもったいないなーなんて感じました。じゃあ、どこが落ちてほしいかなんてないんですけどね。

 

そんなサッカーの醍醐味と、ブロクラブへの醍醐味と、鳥栖の雰囲気のよさを感じられて、いいフラっと観戦でした。

 

ありがトーレス。できればゴールが観たかったですけどね!