あくまでも観客席から

アイドルにかじりついた記録を残したい人のブログ。

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最前ってこんなに迷いがあるもんだっけ。

2018.11.14(水)
AKB48 チームK 『RESET』公演
@AKB48劇場

 

noteにも書いたようなSKEを推す気持ちにモヤモヤがあったところ、AKBでの推しとしてやっていきたいなと思っていたところでの庄司なぎささんが突然の即日卒業。

生誕祭が当然開催されるものと思っていたため、投げれば比較的当たりやすいはずの『アイドル修業中』公演も我慢していたわけです。突然の卒業すぎて、やり場がなくなってしまった気持ちをどこかにぶつけてみたいな、新しい推しが見つかるかな、と投げてみたのが、この日のチームKの『RESET』公演だった。

 

【出演メンバー】

市川愛美小田えりな下口ひなな野澤玲奈・武藤小麟・武藤十夢茂木忍・安田叶・湯本亜美横山結衣・岡田梨奈・勝又彩央里・小林蘭・末永祐月・長友彩海・永野恵

11月13日(火)・14日(水)の公演メンバーのお知らせ | AKB48 Official Blog 〜1830mから~ Powered by Ameba

 

悩んだ末、「彼女が出るはずだった」セットリストは避けることにしてみたら無欲の当選。しかもなんと、1年半ぶり以上の1順入場…。無欲って怖い。最前ドセンの下手側横、0.5~1くらい。やはり近い。昔公演を観たことのある先輩メンバー、『アイドル修業中』公演でよく観ていたメンバー、最近デビューした研究生メンバー、いろんなメンバーをたくさん観察できて面白かった。

 

ダンスの得意な子たちも多いこの日のチームK。今日出ていた子たちの中では、市川愛美ちゃんのパフォーマンスが好きかな。まなみんのパフォーマンスには、「アイドル」としてのてらいはなくて、そこをやりきってくれるのがいい。湯本亜美ちゃんはそこにもう少し照れのようなものがあるし(それがいい)、横山結衣ちゃんは自分の世界への入り込みが強い(それもいい)。

 

トークでは、昨夜YouTubeで卒業発表をした野澤玲奈ちゃんが活き活きとしていた。卒業発表が終わると憑きものが取れたかのように綺麗になるという話はよくあるけれど、それがトークにも表れる姿は新鮮。JKT48から移籍してきて、まだコミュニケーションがしっかり取れてない頃の公演の古臭いイメージもあったので、より楽しく彼女のMCを聞けた。こんなに楽しくマシンガントークできるんだなって。

 

トークの回しという意味では、この日のリーダー格の武藤十夢ちゃんが自覚がしっかりあって頼もしく見えた。研究生のアンダーも多くまとまりに欠けがちなトークをハキハキとつないでいた。曲中は風格のある凛々しい表情が印象に残っている。

 

自分が入った『アイドル修業中』公演では観ることができなかったドラフト3期生を観るのもすごく楽しかった。同期の中では最年少の末永祐月ちゃん、パフォーマンスも表情もまだ固い、初々しさが強いメンバーなのだけれど、MCや曲中で先輩に触れられるときに一瞬見せる柔らかい表情を見るとこちらもなぜだかホッとする。いい先輩たちに恵まれたなと思う。そしてこれは意外だったのだけれど、まだ若い永野恵ちゃんが魅力的な表情をするのが『毒蜘蛛』や『夢の鐘』なのですよ。かわいい曲ではなく、大人っぽさも必要な曲での表情がとても美しい。この子はさらに美人に育つぞ。

 

そうそう、『夢の鐘』が一番観ていて面白かったかもしれない。こう書くとAKB推しの人に怒られるかもしれないけれど、ひと昔前のAKB劇場は少し緩めのところもあったと思う。今劇場に立っている子たちは(多少のムラはあれど)ステージにしっかり立とうとしているんだなというのが伝わってくる。なんというか、公演が自分たちのものだという実感がおそらく持てているのだと思う。この日は後輩メンバーも多かったので一体感を曲中に出せるわけではなかったけれど、そのぶん、『夢の鐘』のように個々が入り込むシーンが多い曲ではその強さが出ていたように感じた。

 

……くらいにはすごく興味を持って観察できていたし、最前真ん中でこういう観察をしていたらメンバーと目が合うことも場所の割りには少なく。というのを2曲目くらいで気づいてしまいましたよね(苦笑)。

 

そう簡単には『引っ越しました』とは行かないようで。

 

ただ、やっぱりいまこの劇場に立つメンバーたちは面白いと思うので、ゆっくり焦らず、投げたいときに観てみたいセットリストの公演に応募してみようと思う。

 

 

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