あくまでも観客席から。

サッカー好きだったはずが、ふと気づいたらAKB48・SKE48をはじめアイドル全般にはまってしまった(自称)善良市民のブログ。

総選挙の傾向に見る、各グループのファンの濃淡。

こんにちは、いときんです。

 

今日も総選挙考察いっきまーす。今回はAKBやSKEといった各グループごとのメンバーの動きを見てみようかなと思います。総選挙って、「ファンがどれだけ投票するか」という、メンバーを推しているファンの濃さがわかると思うんですよ。メディア露出が多い≒認知度が高くて票が少ないメンバーは、「広く薄い」ファン層だといえますし、メディア露出が少ないのに躍進したメンバーは「狭く濃い」メンバーが多いといえると思うんです。今回はそれをグループごとに見ていって、自分なりの感覚で評価していってみようと思います。ファン獲得(メディア露出の多さ)、握手会人気度(握手会に来るようなファンの多さ)、ヲタ濃密度(メディア露出に関係なく1人あたりの投資が高い度合)が見えてくような気がしているので、この3つを5段階で書いて見ます。


●世代交代が順調なAKB

・選抜古参は伸びなくても大きく下がらず
大島優子(1位→2位、前年票比125.42%)
渡辺麻友(2位→3位、前年比139.46%)
柏木由紀(4位→4位、前年比136.50%)
篠田麻里子(5位→5位、前年比138.17%)
小嶋陽菜(7位→9位、前年比123.75%)
高橋みなみ(6位→8位、前年比104.89%)
このあたりの人気メンバーの票数は、全体の票数が2倍に伸びていることに比べるとだいぶ控えめな数字です。とはいえ、それでも順位を大きく落としてないことがすごいです。1位を取った指原さんが異常なのです(笑)。

・中堅の人気は姉妹グループの波に飲まれた
北原里英(13位→21位、前年票比124.84%)
峯岸みなみ(14位→18位、前年票比149.72%)
佐藤亜美菜(21位→32位、前年票比115.05%)
倉持明日香(22位→35位、前年票比124.12%)
このあたりのメディア露出も比較的多い(多かった)中堅メンバーは票の伸びがイマイチだったことに加えて姉妹グループの爆発的な追い上げに飲まれてしまいました。
・干され(?)中堅は持ち直しとランク外明暗
片山陽加(48位→33位、前年票比290.18%)
石田晴香(50位→44位、前年票比253.78%)
佐藤すみれ(61位→50位、前年票比239.96%)

いわゆる「干され」と言われている中堅の選抜外のメンバーは上記の3人のように順位が上がっているメンバーもいる一方で、宮崎美穂中田ちさと大家志津香などはランク外になっています。
・次世代は順調
島崎遥香(22位→12位、前年票比391.41%)
川栄李奈(圏外→25位)
入山杏奈(圏外→30位)

中堅メンバーの一部が圏外になる一方で、これら「推され」で「次世代」のメンバーは票を大きく伸ばしています。

・順調な世代が交代だが、研究生とは何なのか。
テレビに見える部分での人気はゆるやかに落ちていると言えなくはないでしょう。ただし、運営が意図している「押され」への人気の移行も、握手人気だけではなくしっかり票を得られるほどに進んでいます。そして「推され」への反発もないわけではなく、中堅メンバー推しの濃いヲタも頑張っています。結果として、世代交代としてはうまくいっているのではないかというのが僕の感想です。しかし、握手人気の高い研究生のランクインが峯岸さんのみなのが気になりますね。

ファン獲得度:5→
握手人気度:
4→
ヲタ濃密度:
3→


●「選抜総選挙らしさ」が最も残っているSKE

W松井の躍進は他の伸びがイマイチだったから
松井珠理奈(9位→6位、前年票比168.69%)
松井玲奈(10位→7位、前年票比174.10%)

2人もいわゆる「神セブン」を突破しましたが、これも2人が大きく躍進したというよりは、上位の人気メンバーが高止まりしていることに要因があったと言えそうです(人気メンバーの数字は上記参照)。

・激化する3番手争い
高柳明音(24位→23位、前年票比206.92%)
木崎ゆりあ(31位→22位、前年票比287.16%)
須田亜香里(29位→16位、前年票比381.98%)
柴田阿弥(圏外→17位)

W松井はAKBやソロとしての露出もダントツなので2トップとして揺るがないが、3番手争いが激化してきました。デビュー当時から3番手を守り続けている高柳さん、メディア露出が急激に多くなってきたのが「新世代」とされる木崎さん。しかし運営の意向とはうらはらに、選抜入りしたとしても端のポジションになる須田さん、選抜未経験の柴田さんが高柳・木崎の2人よりも上位に来るという結果に。

・初登場はすべて現在の非選抜、新曲の選抜メンバーがほとんど入らず
SKEの新曲で非選抜かつ初ランクイン:
  柴田(17位)、斉藤真木子(42位)、梅本まどか(39位)、小林亜実(47位)、磯原杏華(58位)、松本梨奈(41位)、金子栞(63位)
SKEの新曲の非選抜メンバーで
2度目のランクイン
  松村香織(24位)、中西優香(64位)
SKEの新曲で選抜メンバーかつ今回非ランクイン:
  石田安奈、矢方美紀、新土居沙也加、木下有希子、菅なな子古畑奈和
昨年のSKE秋シングルには総選挙ランクインメンバー全員参加という実績がありました。今回は先に実績を作ろうと非選抜メンバーヲタががんばった結果です。

・グループとして躍進も、運営の意向には真っ向からぶつかる結果に。
SKE初の3人目の選抜メンバーの座を勝ち取ったのがダンスのポジションでは端っこの須田さん、選抜の経験が一度もない柴田さんの躍進、そして7月発売のSKEの新曲の選抜でないメンバーが7人がランクインするなど、SKEヲタは「運営にNOをつきつける」行動が前面に出た結果になりました。「運営に反旗を翻す」というAKB総選挙の初期の魂が各グループでは最も反映された結果とも言えそうです。SKEの運営は今ごろ悩んでいるでしょうね(笑)。

ファン獲得度:3→
握手人気度:3→
ヲタ濃密度:4→

 

NMBこれから伸びるかは、ファンコミュニティ次第

・競り勝ったさやみるはすごいがぱるるほどの伸びはなかった
山本彩(18位→14位、前年票比224.99%)
渡辺美優紀(19位→15位、前年票比230.26%)

昨年以上に選抜ボーダークラスのライバルがひしめく中で選抜入りしたのはすごい。しかし、それでも超人気メンバーの壁は厚かったですね。「グループの顔」として人気は高めているが、これれ以上のレバレッジを利かせるには何かヲタの反骨心を高めるような「悔しさ」を前面に出していくことが必要。

・増えてきた1期生と後輩チームのセンター1名ずつ
山田菜々(46位→28位)
上西恵(圏外→40位)
小笠原茉由(60位→53位)
吉田朱里(圏外→49位)
矢倉楓子(圏外→43位)
薮下柊(圏外→48位)
前回はさやみる以外では2人だったランクインが1期生のチームNから4人になり、M1名、B2から1名となりました(AKBからの兼任メンバー除く)。正直、ライバルのSKEからあれだけランクインして、HKTも奮闘している中で、最低限の結果でしかない。

NMBのファンコミュニティが深化してない問題
B2の空席問題(チームB2がTokyo Dome Cityホールでのライブで1チームだけ空席が生まれた問題)の頃にもTwitterで議論がされてきましたが、まだNMBには「濃いヲタク」文化が醸成されないまま結成から2年半が経っているように思います。もちろん文化がないとは言えませんが、軽いノリではなく、精神的にも金銭的にもグループやメンバーへ注ぎ込むヲタがAKBやSKEと比べると少ないような気がします。それが正しいとは言わないが、総選挙はそこをバックに発展してきたシステムなので、どうしてもキツい戦いになります。関西の文化と関係しているのか、それとも後発の姉妹グループだからなのか…。ヲタク文化が深まりにくいのであれば、関西にとどまらないメディア戦略で薄めのヲタクを書きあつめることが必要じゃないでしょうか。

ファン獲得度:2→
握手人気度:2→
ヲタ濃密度:2→


●「指原軍団」作戦は着々と進行中

・とにかく異常なさしこ
指原莉乃(4位→1位、前年票比223.60%)
一ケタ順位でただ1人だけ前年比200%越え。前年4位で他のメンバーが軒並み130%前後という状況で勝って当たり前の順位。ヲタクの票か、テレビのファンか、増えたHKTファンの票か、それとも所属の太田プロ砲でしょうか。
・踏ん張った1期生のダブルセンター
宮脇咲良(47位→26位、前年票比388.24%)
兒玉遥(圏外→37位)

宮脇さんは昨年ランクインしてAKBの『UZA』の選抜にも選ばれていたとは言え、ホームのHKTのシングルデビュー以降は下記の2期生2トップに人気を持っていかれている印象。それでも1期生センターの兒玉さんと踏ん張ったのは、1期生ヲタの意地なのか。

・期待のめるみおは妥当?
田島芽瑠(加入前→55位)
朝長美桜(加入前→59位)

現在注目急上昇中の2期生の2トップ2人がランクイン。握手券の売れ行きは超好調ですが、それだけが反映されているわけではありません。AKB研究生も同様に好調だがランク外ですから。メディア露出が多いので、握手に行かずにテレビで楽しむファンを多く獲得しているように思います。そのため、センターの田島さんの方が上の順位になった気がします。

・指原軍団大勝利。しかし甘くもなかった
指原さん移籍後の冠番組のように「指原率いる若手軍団」という図が濃く反映されました。ただし、もう少しチームHのメンバー(森保まどか中西智代梨松岡菜摘など)がランクインできるかと思いましたが、総選挙はそこまで甘いものではないみたいです。

ファン獲得度:1→
握手人気度:
1→
ヲタ濃密度:
1→

●実選挙と同じく「集団票」が大事。しかしさしこはそれを超えた存在。
SKEの非選抜メンバーの躍進や、AKB中堅メンバーの意地、メディア露出の多いメンバーの伸び方を見ていると、濃度が高いファンが結束して投票をしていくが、この総選挙というイベントの成功要因になるのがわかります。いかにメディアを通してファンを獲得しても、それが大きな票になるかというと別問題なんですね。集団票をいかに獲得していくかというのは「一人一票」の実際の選挙と同じ。しかしそれでも指原票は分析不可能(笑)。

 

●総選挙の面白さは「人気」と「握手会」、「握手会」と「投票」の壁
お気づきの方も多いかと思いますが、総選挙って”人気投票”ではないんですよね。あくまでファンがどれだけ「投票するか」というイベントです。ファンが「かわいいな」と思う人が増えても、ではそれが「握手会」の売り上げにつながるかというと別です。さらにそれに「握手会の人気はあっても投票が伸びない」というのも傾向の1つです。今年は個別握手券付きCDにも投票券がつきましたが、握手券がだいぶ売れているメンバーの投票券がだいぶオークションに流れていたという話を聞きます。ヲタも握手してるのにだいぶ薄情ですよね(笑)。こういった2段階のねじれが発生するので醍醐味が増えてくるんですよね。すべてのバックボーンを持つのがAKBの選抜メンバーでしょうし、一般人気のバックボーンを持たなくても投票へつなげてくるのがSKEと言えます。言っちゃえばSKEは「ヲタ頼み」なわけです。

 

●後発グループのヲタコミュニティは生きているか
ファンがいかに「投票」にいかにつなげていけるか。ここは人気など運営がある程度操作できる部分ではなく、ヲタ1人1人の意欲に依存します。NMBの項でも少し書きましたが、地下アイドルファンを巻き込んで発足したAKBや、名古屋にライバルがいなく、AKBファンも巻き込んだSKEに比べると、人気がもともとあるところからスタートしたNMBやHKTについては、正直これ以上の伸びは難しくなってくるように思います。それぞれ人気メンバーには握手しにいくという文化は引き継いでいますが、ヲタ同士での結束感はやや薄いような気がします(MとB2のエースが1人ずつランクインしたのは「箱推し」的概念の表れなのでしょうが、他に数人ランクインしてもよかったはず。特にチームNとM)。原因はいろいろとあるかとは思いますが、SKEの非選抜メンバーと競争できるようにヲタ側もうまく考えていかないと、来年はさらにSKEに水を開けられてしまいます。さらには、いわゆる「AKBブーム」が去った時に、濃いコミュニティが残っていないと、現場に根付いたシステム自体が崩壊してしまいます。そうなった時に、NMBとHKTは怖いと思ってしまうのです。

 

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